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震度6の栄村が心配で?お地蔵さん、向き変えた 長野

2011年6月9日11時22分

写真拡大3月12日の地震後、一斉に向きを変えた6体の地蔵=9日午前10時10分、長野県飯山市、遠藤啓生撮影

 東日本大震災の翌日に起きた長野県北部地震の後、長野県飯山市の地蔵6体が被害の大きかった同県栄村の方に一斉に向きを変えた。幸い地震による死者はおらず、住民たちは「地蔵さんが守ってくれた」「復興を見守っているのでは」と話している。

 3月12日未明の長野県北部地震で、栄村は2時間足らずの間に震度6の揺れに3度見舞われた。道路や鉄道は寸断され、村の9割にあたる804世帯2042人に避難指示が出た。

 地蔵は、栄村に接する飯山市西大滝地区にある。揺れの影響か、高さ約70センチの石の地蔵7体のうち、土台を固めた1体を除く6体が90度向きを変え、栄村を見つめるようになった。

 地震で住宅の倒壊などはあったが、大きな人的被害はなし。毎年、帽子と腹がけを地蔵に贈り、「異変」にいち早く気づいた斎藤はなえさん(84)は「あの地震でこの被害で済んだのは、地蔵さんのおかげ」。同地区の江尻一人さん(76)は「偶然というか奇跡というか。震災後の今は、栄村の復興を見守っているのだろう」と話す。

 うわさは口コミで広がり、連休になると、東京や大阪など県外ナンバーの車もやって来るという。(成田太昭)

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