現在位置:asahi.com>ニュース特集>’08 米大統領選> 記事 マケイン氏「米軍撤退ならイラクで大虐殺」2008年03月28日06時56分 米大統領選で共和党の指名候補の座を確実にしているマケイン上院議員は26日、「イラクから無責任、拙速に撤退すれば、イラクの人々は恐るべき暴力と民族浄化、場合によっては大虐殺にさらされる」と述べ、イラク駐留米軍の早期撤退を掲げる民主党のオバマ、クリントン両氏の政策を強い語調で批判した。だが対イラク政策以外ではブッシュ政権との違いを鮮明にした。 ロサンゼルスで、外交政策について演説した中で発言した。 マケイン氏はベトナムで戦った経歴を踏まえ「私は戦争を憎む」と前置き。その上で、「私自身、それ(戦争)がいかに耐え難いものか知っている。だが、後でより高い代償を払う事態を避けるため、犠牲を払わなければならないこともある」と、イラク駐留を継続すべき論理を説いた。 一方で、イラク以外の外交安保政策に関してはブッシュ路線との違いを明確にした。 基本姿勢として「我々が偉大な力を有するからといって、いつでもしたい放題をできるわけではない」と単独行動主義を戒めた。具体論としては「世界中の核兵器を削減する作業を、我々自身から始めなければ」と、核軍縮を提唱。キューバ・グアンタナモの米軍基地にブッシュ政権が設けた対テロ戦収容所を閉鎖し、被拘束者の取り扱いに関して国際合意を取り付ける考えも示した。 一方、ロシアに対してはブッシュ政権よりも厳しい立場をみせた。主要国首脳会議(G8サミット)に関し「市場経済の民主主義国家の集まりであるべきだ。ブラジル、インドが入るべきで、ロシアは排除すべきだ。西側はロシアの核の脅しを許容するのでなく、NATO(北大西洋条約機構)の連帯を崩すことはできないと明確にするべきだ」と断言した。 PR情報この記事の関連情報’08 米大統領選
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