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二階氏秘書を略式起訴、罰金命令 西松建設巡る献金偽装

2009年12月10日3時6分

 準大手ゼネコン「西松建設」が自民党衆院議員の二階俊博・前経済産業相側への企業献金900万円を個人献金に偽装していた問題で、東京地検特捜部は9日、二階氏の長田(おさだ)武敏・政策秘書(63)を政治資金規正法違反(虚偽記載など)の罪で略式起訴した。東京簡裁は罰金100万円の略式命令を出した。

 特捜部によると、長田秘書は、二階氏が代表の「自民党和歌山県第三選挙区支部」の職員として、2006〜08年分の支部の政治資金収支報告書に、西松建設から毎年300万円の企業献金を受けたのに、同社社員ら60人から5万円ずつ個人献金を受けたように装った虚偽記載を、事務担当者にさせたとされる。5万円以下の個人献金は寄付者名の記載が必要ない。

 この問題では、西松建設側が1999年に大阪市内のマンションを購入し、二階氏の実弟が管理する政治団体「関西新風会」に年約280万円で賃貸していた。西松建設から支部への年300万円の偽装献金は、この家賃の肩代わり目的とみられていた。

 特捜部によると、個人献金に偽装する工作は、西松建設側が「会社の名前を出したくない」として持ちかけ、長田秘書が了承していた。一方で、長田秘書が偽装献金の目的が家賃補填(ほてん)だと認識していたとは証拠上、認定できないという。略式起訴とした理由については、二階氏側が西松建設に特別な便宜供与をした証拠がなく、長田秘書も反省していることなどを挙げた。

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