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合成麻薬「押尾容疑者に頼まれ渡した」 知人の男が供述

2009年12月28日3時2分

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 元俳優の押尾学容疑者(31)が薬物中毒死した女性(当時30)に合成麻薬MDMAを渡したとされる事件で、知人のインターネット販売業泉田勇介容疑者(31)が警視庁の調べに「押尾容疑者から頼まれ、MDMAを渡した」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。

 両容疑者の携帯電話に、MDMAの調達を依頼する押尾容疑者からのメールと、用意できたとの内容の泉田容疑者の返信が残っていたことも判明。同庁はこうした証拠から授受が裏づけられたとしている。

 泉田容疑者は7月31日に東京・六本木のマンションの部屋で、押尾容疑者にMDMAを譲り渡したとして、麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で逮捕された。逮捕当初は容疑を否認していた。また、押尾容疑者の逮捕容疑は、泉田容疑者からのこの譲り受けと、8月2日に同じ部屋で、死亡した女性にMDMAを譲り渡したというもの。押尾容疑者は依然否認しているという。

 捜査1課や捜査関係者によると、押尾容疑者は泉田容疑者にMDMAの調達を頼むメールを送信。泉田容疑者から7月31日、薬が用意できたことを知らせるメールが押尾容疑者に送られていた。マンションの防犯カメラには同日、両容疑者の姿が映っていたという。押尾容疑者は8月2日、部屋で女性と会い、MDMAを使用。女性はこの際死亡した。

 同課が押尾容疑者の行動を調べたところ、7月31日以降、女性と会うまでの間にMDMAを誰かに渡したり使用したりした形跡はなかった。こうしたことから同課は、押尾容疑者が、泉田容疑者から受け取ったMDMAを女性に渡したと判断している。

 また、女性の携帯電話から、押尾容疑者と交わしたメールの一部が消去されていたことがわかった。消されていたのは、8月2日午後2時15分ごろに押尾容疑者から送られた「来たらすぐいる?」と、女性からの「いる」との返信。同課はいずれも女性が自分で消したとみている。

 このメールのやりとりは押尾容疑者の携帯には残っていた。押尾容疑者は公判で、「『いる』というのは自分自身のことで、薬物のことではない」と主張。しかし、女性の携帯に、押尾容疑者との間のほかのメールは残されており、同課は、消されたメールはMDMAのことを指していた疑いが強いとみている。

 押尾、泉田両容疑者らは28日に勾留(こうりゅう)期限を迎える。刑事処分後、同課は、女性に必要な救護措置をとらなかった疑いがあるとして押尾容疑者について保護責任者遺棄容疑でも捜査を進める。

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