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「救急車を」複数の知人助言、押尾容疑者は通報せず

2010年1月5日4時33分

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写真押尾学容疑者

 昨年8月に元俳優の押尾学容疑者(31)とともに合成麻薬MDMAを使用した飲食店従業員の女性(当時30)が死亡した事件で、女性に異変が起きた後、押尾容疑者が複数の知人から救急車を呼ぶよう促されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 警視庁は4日、押尾容疑者を119番通報するなど適切な救命処置を取らずに女性を死亡させたとする保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕した。押尾容疑者が通報の必要性を認識しながら、自らのMDMA使用の発覚を免れようとしたとみている。

 捜査1課や捜査関係者によると、押尾容疑者は昨年8月2日午後3時ごろから、東京・六本木のマンション一室で女性と会い、その後、女性と一緒に自分が用意したMDMAの錠剤を飲んだ。同6時前後から、女性は意味不明の言葉をつぶやいたり、手がけいれんしたり、歯を食いしばったりするようになった。

 押尾容疑者は女性に異変が生じた後、複数の知人に電話をかけて相談していた。同課が知人らから事情を聴いたところ、複数の人が「すぐに救急車を呼んだ方がよい」などと押尾容疑者に助言したと証言した。

 押尾容疑者は自ら女性に心臓マッサージや人工呼吸を試みたが、同7時ごろ、当時のマネジャーに「女性の意識が戻らない」と連絡。マネジャーらがこの部屋に着いたのは同40分ごろで、女性はすでに死亡していた。居合わせた知人が119番通報したのは同9時20分ごろだった。押尾容疑者は「自分の体にMDMAが入っていたので通報しなかった」と供述しているという。

 同課は、女性の異変が起きた同6時前後の段階で救急車を呼んでいれば女性が助かっていた可能性が高いとしている。これに対し、押尾容疑者は「女性の容体が急変して、そのまま死んだ」と述べて救命できた可能性を否定し、容疑を否認しているという。

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