現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 鳩山首相ぶら下がり
  5. 記事

日米合意「イエスで済ますのは簡単」 11日の鳩山首相

2009年12月11日21時48分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 鳩山由紀夫首相が11日、首相官邸で記者団に語った内容は以下の通り。

 【今年の漢字】

 ――今年の漢字が「新」になった。受け止めと、首相にとっての今年の一字は。

 「政権交代が成し遂げられたという思いが、国民の皆さんに新しい希望をね、与えてくださったという思いを国民の皆さんが感じていただけたなら、大変ありがたいと思うし、その意味での新たと、新しい『新』という言葉が今年の一字だということは、私は何か、未来に希望を感じることができるなと、そう思います。わたくし自身としてはね、これは『絆(きずな)』という言葉を大切にしたいと。絆のある社会をつくりたいと、その思いで新政権ができた、そのように感じておりますから、絆という言葉を私の好きな一字としてね、これから国民のみなさんに理解をしていただいて、まさに絆のある社会づくりにお互いに協力していただければうれしいな、そう思います」

 ――連立政権の絆も固いものになっているか。

 「え、なってますよ、それは。心配いりません。はい」

 【普天間移設問題】

 ――沖縄県の普天間飛行場移設問題は、政府方針の設定まで何合目まで迫っているか。今夜、連立3党の党首会談だが、ここで普天間問題の意見の一致は得られるか。

 「はい、当然、連立3党、大事にしたいと、そう思っていますから、連立3党の枠組みの中でいま一生懸命努力をして、普天間問題の解決に向けて政府の方針を決めたいと思っています。その意味で理解はされるものだと思っております。きょうお目にかかるのは、この臨時国会、お世話になりましたと、お礼の意味を込めてこれからもぜひ連立でがんばっていきましょうという思いでお招きをする会でありますから、あまり細かいこと、細かいといっても大きなテーマでありますけれども、具体的な細かい方針まで中で議論をして詰めていくというつもりはありません。むしろ、懇親の意味のもとで、お礼の会だとご理解を願いたい。まあ何合目ということで具体的な数字をいま申し上げるような段階ではございませんが、かなり政府の方針というものを、できるだけ遠くない時期に示すことができるような状況になりつつあると、そう思っております。ただ当然、政府の方針、相手のある話ですから、アメリカがどのように理解をしていただけるかということが、当然必要なことでありますから、そのことまでまだ、しばらく時間はかかると、そのように思っています」

 【国債発行額】

 ――首相が官房長官に、来年度予算での国債発行額の目標を設定するように指示したとのことだが、額は。

 「私はこれは、臨時国会の中の予算委員会での答弁などでも申し上げましたように、今年度の予算というものを、また補正予算も含めてですけれども、見ながら、国債発行額を決めていく必要があると、そう考えますと。44兆円というものが一つの目安になりますねと。ま、1円、2円という話で超えてはいけないよということではないと思うけれども、しかし、44兆円というものをめどにして、それを一つの目標として、目標が達成できるようにみんなで努力しようではないかというのが今までの少なくとも我々の政府の考え方であったと、そう思ってます。したがって、その方針で臨んでいただきたいと官房長官には伝えたところであります」

 【天皇との面会】

 ――中国の習近平国家副主席と天皇陛下の面会について。(面会の要請は)直前1カ月までというルールがあるが、なぜ首相は(12月)7日という直前に(要請を)出したのか。また、7日というのは(首相が公邸で)小沢幹事長と面会した3日後だ。小沢氏から要請があったのか。

 「まず、小沢幹事長から話があったわけではありません。そこだけは明確にしておきます。それから、1カ月ルールというのは存じ上げてはおりました。しかし、1カ月を数日間切れば、もうしゃくし定規でダメだというようなことで、果たして、それが本当に、例えば諸外国との国際的な親善の意味で正しいことなのかどうかということでですね、本当に重要な賓客が日本に来られた時には、元々来られることがわかっておられた方であります。先に、その、正確な日程が必ずしも決まらなかったということで遅れ遅れになったのは事実だと思います。しかしそこはあまりにもしゃくし定規ということよりも、当然、天皇陛下のご体調のことは一番気にしなければなりませんが、そこに差し障りのない範囲でできるだけ天皇陛下にもお会いになっていただければという思いがありましたもんですから、私から官房長官に指示をして、できればその両立ができるような解決はないかということを申したところです」

 (秘書官「あと1問でお願いします。あと1問です」)

 ――宮内庁長官が会見し「これは政治利用に当たるかもしれない。このようなことは二度とないようにしてほしい」とコメントした。どう考えるか。

 「私は、いわゆる賓客が来られた時の判断、これは別に政治利用ではなくて、国際的なある意味での諸外国との、日本との関係をより好転させるための、この天皇陛下の、できればという話でありますから、わたくしは政治利用という言葉は当たらないと、そのように考えています」

 (秘書官「よろしいですか。もう終わりますよ」)

 【小沢訪中団】

 ――小沢訪中団。140人を超える国会議員が参加している。意義と外交手法についての考えを。

 「それはやはり隣国中国、また経済的にもいま大変成長している。日本がいま経済が厳しいときに、ある意味で中国が成長してくれているおかげで、日本の、ある意味での経済的な厳しい状況というものに対して、この日本企業にとってもありがたい、中国の経済成長だという状況、これは事実だと思います。そういう意味で、私は日中関係をより進めていくために、小沢幹事長が多くの民主党の国会議員、また民間の方々を連れて訪中をされるということは、これは毎年やっていることでありますけれども、そのことの意味は私は大きいと。中国にとってもそのことを大変喜んでいると思っていますし、続けていかれる、いわゆる、継続は力だと思いますけれども、継続することによって、やっぱり隣国である中国との関係というものをより良好にする礎になっていると、そのように思います」

 (秘書官「はい、ありがとうございました。終わります。最後、本当の1問にしてください」)

 【COP15】

 ――COP15にどのように臨むつもりか。

 「私はやっぱりこの、国連で演説をいたしましてね、日本としてのある意味での地球環境を守るという大きなメッセージを出したわけですから、その世界の国々が、そうだと、やはり地球を守ろうじゃないかという思いで一つになってもらいたいと。したがって、COP15を何としても成功に導かなきゃいけないと、そう思います。したがって、小沢環境大臣、あるいは福山(外務)副大臣にもですね、できる限り日本のためという以上に世界の政治家としてですね、地球を守るむしろ牽引(けんいん)役としての日本の政治家の意思というものを強く見せてもらいたいと、そのように思っています。わたくしもギリギリの段階では、COP15にうかがう、デンマークに行くつもりでありますが、そのコペンハーゲンで最終的にまとめ上げるための協力を惜しまないでうかがっていきたい、そう思っています」

 (秘書官「ありがとうございました。終わります。終わります。終わります」)

 【普天間移設問題】

 ――普天間問題よろしいでしょうか。

 (秘書官「終わります。もう終わりますよ。時間です」)

 ――先ほど首相は解決について、相手のある話でアメリカがどのように理解してくれるのかが時間がかかると言ったが、日米合意を検証した結果をそのまま継続するということなら、アメリカの理解は必要なくそのまま受け入れられると思うが、ということは日米合意をそのまま継続するのではなくて、さらなる負担軽減を求める考えということか。

 「日米合意をそのまま国民の皆さんといっしょにですね、この日本の政府がわかりましたと、それでいきましょうと、イエスということで済ますことができれば、それは簡単ですよ。でも、現在そのような状況でないことはむしろおわかりの通りであって、だからこそ、いま日本の新しい政権としてどういう道があるか、それを模索している。沖縄の県民の皆さん方のお気持ちも理解していく中で、アメリカにも理解してもらえるような、そういう道筋というものを考えていきたいと、そう思っているところです」

 (秘書官「ありがとうございました」)

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内