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発熱診察拒否92件 都に相談「渡航歴ないのに…」

2009年5月5日22時16分

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 新型の豚インフルエンザをめぐって東京都に寄せられた相談のうち、発熱などの症状がある患者が医療機関から診療を拒まれたという事例が、2日から5日昼までに92件あったことが分かった。都は医療機関に冷静な対応を呼びかけている。

 診療拒否の相談は、都が新型インフルエンザ感染を心配する患者らを対象に設置した電話相談窓口「発熱相談センター」に寄せられた。92件の半数以上は、「最近海外に渡航していないのに診察を拒まれた」という内容だったという。

 また、自治体の発熱相談センターから新型インフルエンザ感染の恐れはないと判定された患者が一般の医療機関から拒まれた事例や、成田空港に勤務しているという理由で拒まれたケースもあった。

 発熱などの症状があっても、国が発生国として指定しているメキシコ、米国、カナダからの帰国者でなければ、診察を拒まないで欲しいと、都は病院に呼びかけている。都健康安全部の加藤みほ副参事は「新型インフルエンザへの警戒心が強すぎるためだと思うが、診療拒否が増えると医療現場が混乱し、都民の不安も増す。適切に対応してほしい」と話す。

 同様の苦情は厚生労働省のコールセンターにも寄せられている。江浪武志・結核感染症課課長補佐は5日の会見で「相談件数や現場の実態などを確認し、(診断基準となる)症例定義が誤って伝わっているなら、正したい」と述べた。

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