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新型インフル陽性反応3人に 同じ高校の17人体調不良

2009年5月16日10時54分

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 神戸市は16日、市内の同じ県立高校に通う生徒3人が同市環境保健研究所による遺伝子検査で新型の豚インフルエンザに陽性反応を示したと発表した。神戸市は高校生3人の検体を国立感染症研究所(東京)に送っており、同研究所が詳しく調べる。一部の結果は16日午後にも判明する見通し。3人とも海外渡航歴はなく、国内で人から人へ感染が広がっている疑いが強くなった。感染が確認されれば、空港の検疫を除き、国内初の感染例になる。

 この高校ではほかにも17人が体調不良を訴えており、校内で感染が広がっていないか、神戸市が調べている。神戸市教育委員会は一部の市立幼稚園や小中学校、高校で7日間の休校を決めた。

 新型インフルエンザの陽性反応が出たのは、市内の同じ高校に通う3年生男子(17)、2年生の男子(16)、2年生の女子(16)。

 最初に発覚した3年生男子生徒は11日に悪寒を訴え、12日に登校したが37.4度の発熱があったことから早退し、市内の診療所を受診した。そこで、簡易検査でインフルエンザと判明。15日に同市環境保健研究所がウイルスの遺伝子を調べるPCR検査をしたところ、新型インフルエンザの陽性反応が出た。

 男子生徒は治療薬のリレンザの処方を受け自宅療養していたが、16日、感染の広がりを抑えるために市内の指定病院に入院した。現在の容体は安定しているという。

 2人目の2年生男子は15日に発熱し、市内の別の診療所を受診し、簡易検査でインフルエンザと判明。夕方には39.7度の熱が出て、リレンザで治療している。16日未明に市内の指定病院に入院し、同日朝、遺伝子検査で新型インフルエンザの陽性反応が出た。

 2年生女子は12日に発熱。3年生男子と同じ診療所を受診、簡易検査をしたところインフルエンザと判明し、16日未明に市内の指定病院に入院した。16日朝の遺伝子検査で、新型インフルエンザの陽性反応が出た。現在は熱も下がり、ほぼ回復しているという。

 神戸市は家族などから、3人の行動や接触者らの調査を始めた。いずれも海外渡航歴はなく、家族などには発熱症状などはみられないという。

 3人とは別に、体の不調を訴えている17人の一部は、薬で治療を受けている。

 3人の感染が確認されれば、政府の対策本部は行動計画に基づいて、水際での食い止め重視から、地域での感染拡大防止を主眼にした新たな段階に移るかを検討する。

 国の新型インフルエンザ行動計画は段階に応じてとるべき対策を整理している。国内で患者が確認されれば、これまでの「第1段階(海外発生期)」から、「第2段階(国内発生早期)」に上がる。

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