現在位置:
  1. asahi.com
  2. ライフ
  3. 医療・健康
  4. 新型インフルエンザ特集
  5. 記事

患者の行動聞き取り、接触者リスト作成 疫学調査開始

2009年5月16日15時19分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 神戸市は16日未明、男子高校生の新型インフル感染について検査結果を発表するとともに、感染源や男子高校生から感染した人を調べて拡大を防ぐ「積極的疫学調査」を始めた。

 神戸市はまず、男子高校生を診た医師に聞き取り調査をした。その結果、男子高校生の翌日に似た症状で受診した同じ高校の2年生女子生徒の情報を得た。さらに、この医師の知人である別の医師も、同様の症状の同じ高校の2年生男子生徒を診ていたことがわかった。

 3人とも海外渡航歴がなく、国内で感染したと考えられる。症状が出てから感染症の指定病院に入院するまでに数日たっており、その間に同級生や同じクラブの生徒ら周囲の人が感染した恐れもある。

 積極的疫学調査は、二次的に感染した可能性のある人を早く見つけ出し、症状があれば医療機関に搬送し、なければ自宅待機してもらうことによって、ウイルスを封じ込め、感染拡大を防ぐ対策。国の新型インフルエンザ対策行動計画で、国内で感染が発生した早期に実施することになっている。

 国の指針によると、感染の疑いがある患者が受診した医療機関から連絡を受けた保健所の疫学調査員が、12時間以内に、患者がどこで誰から感染した可能性があるのか、感染した後、どこに行き、何人と接触したかなど患者の行動を調査。患者の接触者リストを作る。

 患者の発病の日を起点に、その前日から発症後7日目までに接触した人たちがリストに掲載される。

 その上で36時間以内に、リストに載った、二次感染の可能性がある接触者を最低1回は訪問。面談し、健康状態を確認する。症状がなくても、感染者と接触のあった日から7日たつまで自宅で待機してもらう。毎日、検温の結果を保健所に知らせてもらう。

 濃厚な接触をした「高危険接触者」は同居人や、感染の可能性を知らずに接した医療従事者、2メートル以内の近さで面と向かって話をした人など。飛行機内で長時間近くに座っていた人や、タクシーの運転手もリストに載る可能性が高い。一方、バスや電車に短時間、乗り合わせただけの人は低危険接触者に分類される。(大岩ゆり)

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内