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浜岡原発5号機に海水混入か 外部に放射能漏れ「なし」

2011年5月15日13時49分

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図:浜岡原発5号機のトラブル拡大浜岡原発5号機のトラブル

 中部電力は15日、運転を止めた浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)5号機(138万キロワット)の冷却作業中、原子炉を冷やす水に海水が混じった可能性があると発表した。放射性物質の外部への漏出はないといい、別のルートで冷却を続けた結果、ほぼ予定通りの同日正午過ぎに「冷温停止」の状態になった。これで13日から続けていた一連の停止作業が完了した。

 中部電は5号機の運転を停止するため、14日午後1時に原子炉内に制御棒を完全に挿入、核分裂反応を止めた。その後、炉内を冷やす作業を続けていたが、同日午後4時半ごろ、タービンを回した蒸気を水に戻す復水器の水の塩分濃度が上昇。蒸気を冷やすためにポンプでくみ上げて循環させている海水が配管から漏れ、復水器に流入した可能性があると見て、原子炉への注水を一時停止した。流入した海水の量は約400トンと見られるという。

 その後、冷却水のルートを切り替えて作業を再開。15日正午過ぎ、原子炉の温度が100度未満の安定した状態になる「冷温停止」の状態になった。中部電によると、このトラブルによる放射性物質の外部への漏れはなく、今後、原因を詳しく調べる。

 中部電は菅直人首相の停止要請を受け、運転中だった4、5号機の停止作業を13日から続けていた。4号機はすでに冷温停止の状態になっており、今後は再稼働までの間、原子炉内や使用済み燃料プールに保管されている燃料棒が発する熱(崩壊熱)を冷却装置で冷やし続ける。(高山裕喜)

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