2011年5月16日7時48分
東日本大震災で名古屋市に避難してきた人たちが互いに知り合うきっかけを作ろうと15日、同市千種区の生活協同組合コープあいち「生活文化会館」で、市内のボランティア団体などが交流会を催した。福島県などから逃れてきた9家族20人が参加、被災の体験を語り合った。
地元の市民団体「災害ボランティアちくさネットワーク」やコープあいちによる実行委員会が開いた。約60人のボランティアも一緒に郷土料理を作り、会食しながら交流した。
同市内の県営住宅で避難生活を送る江本健一さん(37)、潤子さん(38)夫妻は、福島県南相馬市の自宅が福島第一原発から30キロ圏内にあり、やむなく故郷を離れた。「名古屋に来てから、同郷の人と話したくて仕方がなかったが、どこに誰が住んでいるのか分からなかった。ここに来れば会えるかもしれないと考え、参加した」という。
ちくさネット事務局長で、交流会実行委員長を務めた滝川裕康さん(63)は「避難者の皆さんを少しでも地域の力で支えていきたい。今後、こうした交流会が広がっていけば」と話していた。(黄テツ=テツは撤のてへんがさんずい、畑宗太郎)