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〈生きていくあなたへ〉僕らの問題として 映画監督・大森一樹さん

2011年3月25日17時21分

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写真:映画監督・大森一樹さん拡大映画監督・大森一樹さん

 地震の前日は八戸にいた。4月に公開予定の「津軽百年食堂」は青森県でロケ。海岸の神社でヒット祈願をしたからだ。夜は試写会で200人の市民の方が見てくれた。その海岸線が跡形もない。テレビを見続けている。阪神大震災を思い出してしまう。あのとき僕は、倒壊した高速道路近くのマンションにいた。全壊だった。

 でも津波の跡をみると、阪神とは被災の形が全然違う。今はまだ被災した方に、どうのこうのとメッセージを送ることはできない。でも、僕らは自分たちの問題として考えられる。別世界から言うんじゃない。日本中どこでも、いつ何時でも起こるかもしれない。同じ大地に住んでいるのだから。あなたは被災者で、わたしはそうじゃない人、というんじゃない。

 僕が被災して感じたのは、最後は自分たちでやるしかないということ。物資などの救援はあるけれど、心の持ちようは自分しかない。そういう力はみんなにあると伝えたい。

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