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支援の思い、高校生がリレー 100キロマラソン完走

2011年4月4日17時33分

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写真:被災地に義援金を送るため、募金を呼びかけながらグラウンドを走る生徒たち=4日午前、大阪市平野区の東住吉高校、水野義則撮影拡大被災地に義援金を送るため、募金を呼びかけながらグラウンドを走る生徒たち=4日午前、大阪市平野区の東住吉高校、水野義則撮影

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市の県立高田高校を支援しようと、大阪の高校生らが4日朝から、たすきをつないで計100キロを走る「チャリティーマラソン」に挑み、6時間40分かけて完走した。会場で募金を呼びかけ、「1人じゃない。希望を持って」とのメッセージを込めた。

 午前8時半、大阪市平野区の府立東住吉高校。1周250メートルのトラックを生徒約200人が走り始めた。先頭の生徒の胸には喪章をつけた緑色のたすき。教員もその輪に加わった。

 最初にたすきをかけた3年生のラグビー部主将の三谷晃大(あきひろ)さん(17)は、「元気を出してほしいという、僕たちの思いが、被災地へ届いてくれたら」。みんなで3周走った後、入れ替わりながらたすきをつなぎ、ゴールとなる400周目は、約150人で走った。

 ボランティア部部長の3年生、城戸(きど)彩さん(17)らがイベントを企画した。

 きっかけは、一つの新聞記事だった。

 「先生授業待ってるよ/生徒を捜して海辺へ」。高田高校水泳部の女性顧問(29)が練習中の部員たちを助けに行き、津波で生徒とともに行方不明になったことを伝えた3月18日の朝日新聞の記事。城戸さんは「自分と同じ年の子が……」と胸が詰まった。

 27日には父親を亡くした同高の陸上競技部員らが箱根駅伝出場を目指し再び走り始めたことを伝える記事も載った。城戸さんと生徒会長の福永梓(あずさ)さん(17)らはこれまでも海外支援のチャリティーマラソンを計画したことがあり、募金を高田高校に贈ることにした。

 福永さんは「ごま粒ほどの小さな支援かもしれないけど、何もやらないより意味があるはずと思いました」と話す。

 19日からまず、学校近くの近鉄針中野駅前で募金を始めた。わずかなお小遣いを入れる子ども。被災地から避難してきたという男性は「あんまり入れられなくてごめんな」と200円を入れてくれた。2週間余りで130万円に達した。

 高田高校は地震の被害で連絡がつかなかったが、近く学校関係者と話ができそうだ。城戸さんらは「みんなが支援の『たすき』をつないでいることを知ってもらい、少しでも明るい気持ちになってくれたらうれしいです」。(石原孝)

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