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長野北部の地震、太平洋沖地震が誘発か 気象庁

2011年3月12日7時7分

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図拡大陸側のプレートと太平洋プレートの境界で発生した過去の主な地震

 新潟県中越地方を震源として12日未明に起こった震度6強の強い地震について、気象庁は12日早朝、記者会見で、この地震が11日の東北地方太平洋沖の地震により誘発された可能性を示した。巨大地震によって、地殻にかかる力が変化した影響で、東北地方では今後も同様の地震の誘発がある恐れがあるという。

 長野県北部で震度6強を記録した今回の地震はマグニチュード(M)6.7で、2004年の新潟県中越地震や07年の新潟県中越沖地震とほぼ同じ規模。今回の震源は十日町断層帯の南西端で、中越、中越沖地震の震源にも近く、周辺は活断層が多く地震の起こりやすい地域だ。

 12日午前5時から記者会見した気象庁地震津波監視課の横山博文課長は「太平洋の地震と発生メカニズムも違い、基本的には別の地震」とした上で、太平洋沖の地震が長野の地震の発生に「効いた可能性がある」との見解を示した。

 太平洋沖の地震は「非常に大きい地震で、これまで(長野の地震を引き起こした断層周辺の)地殻にかかっていた力が相当変化した可能性がある」と説明。地殻にかかる力は毎日、潮の満ち引きによっても強弱が変わるが、「太平洋沖地震による力の変化が潮の満ち引きによる変化を超えていれば、断層による地震が起こりやすくなる可能性はある」と横山課長は説明した。

 今後、詳細な検討が必要だが、横山課長は「太平洋沖地震の震源に近い東北地方では地殻にかかる力が変化し、ほかの地震を誘発する可能性は否定できない」と警告する。

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