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米やEU、NZも 世界各国、援助チーム派遣へ

2011年3月12日12時32分

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 東日本大震災をめぐり、各国から哀悼の意が寄せられ、支援の動きが相次いでいる。

 先月22日の地震で多数の死傷者が出たニュージーランドのキー首相は12日、記者会見し、同日夜にも緊急捜索援助隊員6人を日本に派遣し、翌13日には48人のチームを出すと明らかにした。日本政府から要請があったとしている。

 キー首相は「クライストチャーチの地震では、日本からの援助隊が我々と一緒に働いてくれた。今度は我々が日本人を救いたい」と語った。

 韓国政府は12日、救助隊員5人と警察犬2匹を派遣。羽田到着後、日本政府と協議し被災地で支援活動を始める。

 オバマ米大統領は菅直人首相と電話会談。11日の記者会見でも、東日本大震災についての質問に「この悲劇に、胸が張り裂ける思いだ」と語った。ハワイで育ち、日本文化は身近な存在だったと口にし、在日米軍による救援活動を含め、支援を惜しまないと強調した。

 米国際開発局(USAID)は11日、日本政府の要請に応じて消防署員を中心とした捜索・救援チーム2隊計約150人を派遣すると発表した。ロサンゼルスとバージニアから派遣され、コンクリート切断用カッターなど救援用資機材、計約150トン分と救助犬十数頭の準備が整い次第出発する。

 英国のエリザベス女王は同日、「私たちの祈りと思いは被災者すべてと共にある」と哀悼の意を表した。

 ドイツ政府は11日、救援専門家4人を東京へ出発させた。12日には約40人の救援チームを派遣する。過去にパキスタンやイランの地震で派遣されたチームだ。フリードリヒ内相は「さらに専門家を送る用意がある」と語った。欧州連合(EU)の欧州委員会も11日、捜索・救助チームと、救助犬を被災地に派遣することを決めた。

 イランのサレヒ外相は11日、「心から深く哀悼の意を表する。偉大な日本国民は、必ずやこの自然災害の打撃を克服できると確信している」とする声明を発表、支援の用意があると述べた。イラン国営通信が伝えた。

 トルコ赤新月社(赤十字に相当)は11日、緊急救助隊3チームを派遣すると発表。同国のダウトオール外相は記者会見で、最大限の支援を表明。外務省内に状況把握のため特別チームを設置したことを明らかにした。

 シンガポール政府も12日、日本の要請に基づき、災害救助犬5匹と救援チームを派遣すると表明した。

 今回の大震災による津波は、11日午前3時(日本時間同日午後10時)ごろにはハワイに到達、同日朝には米西海岸にも達した。南米ペルーでも現地時間夜、20センチから40センチの津波が到達した。

 太平洋津波警報センター(ハワイ)によると、米カリフォルニア州北部クレセントシティーでは高さ2.02メートルの津波が観測された。付近の海岸で25歳の男性が波にのまれて行方不明になった。

 昨年2月末に大地震に見舞われ、津波被害を中心に500人以上が死亡した南米チリでは、警報の遅れから当時の被害が拡大した教訓を踏まえ、政府がすぐに初動態勢をとった。国内で最初に津波到達が予想されたイースター島では避難命令が出された。エクアドルではガラパゴス諸島や沿岸部に津波警報が出され、コレア大統領が「時間はある。落ち着いて高台に逃げて下さい」と呼びかけた。

 各国のメディアの関心も高い。リビア情勢を連日報道し続けてきた中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、11日は地震発生直後から速報を流し、リビア情勢はほとんど報じず、津波の映像などを伝え続けた。リビア反体制派の拠点都市ベンガジでも、地元の人らが戦況よりも震災に強い関心を示していた。

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