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発生4日目、犠牲者1900人に 東日本大震災

2011年3月14日14時54分

【動画】宮城県南三陸町の空撮

写真拡大宮城県南三陸町志津川地区の被害を見つめる男性(手前右)は自宅を流された。着の身着のまますぐに高台に逃げて助かった。土煙を上げながら押し寄せる津波の光景が脳裏に焼き付いている=14日午前7時24分、矢木隆晴撮影

 東日本大震災は14日、発生から4日目を迎えた。朝日新聞が警察庁や各警察本部などの情報を集計したところ、死者数は14日正午現在、約1900人になった。街が壊滅状態となった宮城県南三陸町からは「遺体が1千体くらいある」という報告が同日、県に新たに寄せられており、被害はさらに増える可能性がある。

 安全確認のできない人は、宮城・岩手など5県で1万2千人以上にのぼった。ただこれ以外にも、岩手県によると同県大槌町で約1万2千人の町民と連絡がとれないという情報がある。一方、約1800世帯の家屋が損壊したとされる福島県南相馬市では、13日夜の段階で人口の大半となる約7万人の避難が確認された。人的被害の規模は自治体によって、今後も大きく動きそうだ。

 宮城県南三陸町と山元町からは、収容した遺体の損傷が激しく、火葬を待たずに土葬にしたいとの要望が県にあった。県内で火葬できる能力は1日当たり50体程度で処理が難しいとして、県は土葬の方法について厚生労働省などと調整を進めている。

 また宮城県は、すべての県立高校と県立特別支援学校、県立中学校を18日まで休校すると決定した。期間の延長も検討する。同県内の市町村では少なくとも26自治体で幼稚園や小・中学校の臨時休校が決まっており、15日に予定していた公立高入試の合格発表は22日以降に延期となった。

 福島県でも、14日は多くの地域で休校となったが、川俣町など一部では再開された。同町の川俣小学校には、福島第一原子力発電所の爆発事故で約40キロ離れた双葉中の生徒らが避難しており、児童の登校前にお礼を込めて玄関の掃除をした。

 国土交通省は14日、被災地で自動車の登録や継続検査の業務が困難になっていることなどを受け、一部地域で車検証の有効期間を4月11日まで最大1カ月延長する方針を明らかにした。

 対象地域は、東北運輸局の青森、八戸、岩手、宮城、福島、いわきの各支局・事務所管内と、関東運輸局の全域、中部運輸局の沼津事務所管内。庁舎が損壊するなどした、宮城、いわき、茨城、土浦の各支局・事務所では登録や継続検査を当面行わない。その他の拠点では登録や継続検査は実施する。

 軽自動車の車検証についても、同じ地域を対象に期限を延長する。

 安否確認のために児童を登校させた川俣小では、子どもたちが「おはよう」「元気だった?」と声をかけあった。教室では先生が一人ひとりの名前を呼んだ。児童の一人は「みんな元気で安心しました」と話した。

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