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燃料・食料・薬…不足状態は深刻 宮城県、避難32万人

2011年3月14日22時36分

写真拡大仙台市内で営業を再開したスーパーは、商品が品薄になり、途中で入店を打ち切った=14日午後1時30分、仙台市青葉区、戸村登撮影

写真拡大午前6時前からダイエー仙台店前の路上には数百メートル以上の長い列ができた=14日午前9時48分、仙台市青葉区

 被災した県で、避難所で過ごす被災者が約32万人と最も多い宮城県(14日午後6時現在)。前日より約11万人増えた。孤立状態にある被災者も900人以上に上っているという。何が求められているのか――。

 宮城県女川町で避難所になっている体育館では、食料や医薬品、防寒具が足りない。夜は寒さで眠れず、外でたき火を囲んで暖をとる。食料は少しずつ届き始め、14日午後にはチーズ蒸しパンと果物が配られた。主婦の勝又和子さん(41)は、2歳10カ月の孫が寒さから風邪に。「おむつも尽きた」という。3人の子どもがいる無職女性(45)は「子どもに『おなかすいた』と聞くと、『大丈夫だよ』って。大人を不安にさせまいと気遣っている。口数も少なくなった。これからが心配」と疲れた表情で話した。

 仙台市中心部でも、品不足が目立つ。市中心部の「ダイエー仙台店」の前には、早朝から食料品や日用品を求める人々の長い列ができた。村井嘉浩知事は「最大の問題は燃料」と話す。非常用電源のA重油、車のガソリン、暖房用の灯油が足りない。国に要望しているが、タンクローリーの手配がつきにくく、見通しはたたない。食料不足も深刻だ。約32万人の避難者に対し、1日約100万食を確保しなければならない。

 緊急支援物資を被災地に輸送する経費などについて、国は全額負担する方針だ。まずは食料や飲料水、毛布、医薬品、日用品などの支援に必要な302億円分を予備費でまかなう。

 政府の緊急災害対策本部によると、14日午前8時半現在、パンやおにぎり、即席ラーメンなど55万142個と、ペットボトル飲料水11万8912本が輸送中または到着済みだという。孤立状態の被災者に対し、ヘリコプターを使った食料の投下も始まった。ただ、被災地からの要望量は食料が約213万食、飲料水が約94万本で、十分に行き渡っていない状況だ。

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