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放射線、依然として高レベル続く 周辺自治体で観測

2011年3月17日11時0分

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図:各地で観測された放射線量拡大各地で観測された放射線量

 東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島県や茨城県など周辺の自治体では、17日午前現在も、通常より高い放射線量を記録している。各地の観測点のデータは健康にただちに被害が出る値ではないが、この状態が長期間続いた場合は注意が必要と、専門家は指摘している。

 17日朝の観測値は、1時間あたり、茨城県北茨城市で1.27マイクロシーベルト、栃木県那須町で1.32マイクロシーベルトなど。福島県内ではさらに高い値が続き、午前11時現在、南相馬市が3.32マイクロシーベルト、白河市が3.20マイクロシーベルト。福島市では12.90マイクロシーベルトを観測した。ピーク時(15日午後7時)の23.88マイクロシーベルトに比べると低くなったが、依然、12〜13マイクロシーベルト台で推移している。

 一方、首都圏では、川崎市で0.0713マイクロシーベルト、さいたま市で0.064マイクロシーベルトなど、平常時の上限をやや上回る値だ。

 人間は普段の生活でも、自然界から年間2400マイクロシーベルトの放射線を浴びている。1時間あたりに直すと0.274マイクロシーベルトに相当する。胸部X線検診で受ける放射線量は50マイクロシーベルト。

 被曝(ひばく)に詳しい長瀧重信・長崎大名誉教授は「なぜなかなか放射線の値が下がらないかといえば、放出が続いているからだ。1時間あたりの値は低いが、この状態が数日間続いた場合、放射線を浴びる総量は上がる。直ちに健康に被害を及ぼす量ではないが、なるべく放射線を浴びないよう注意すべきだ」と話す。

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