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枝野官房長官の会見全文〈17日午後6時40分過ぎ〉

2011年3月17日22時59分

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 枝野幸男官房長官の17日午後6時40分過ぎからの記者会見の内容は次の通り。

 【冒頭発言】

 本日の緊急災害対策本部で、緊急災害対策本部のもとに被災者生活支援の態勢強化のため、特出しをして被災者生活支援特別対策本部をおくことを本部長決定として決定した。それにも関連して、内閣官房副長官及び内閣総理大臣補佐官の人事について申し上げる。本日付で仙谷由人民主党代表代行を内閣官房副長官に任命するとともに、藤井裕久内閣官房副長官を内閣総理大臣の補佐官に任命し、加藤公一内閣総理大臣補佐官を願いにより免ずることとした。宮中における副長官の認証式は本日午後8時を予定している。

 これは藤井副長官よりこの間、震災発生以来、大変ご高齢のなかを無理に無理を重ねて公務にあたってきていただいていたが、そろそろ限界であるというようなお申し出があった。その一方で、同時に被災者の生活支援の態勢強化にあたっては、内閣官房のさらなる強化が必要であるという認識も総理においてされていた。

 このため、藤井副長官のお申し出を受け、しかし、藤井副長官のご見識等は、特にこうした状況において大変重要であることから、加藤公一補佐官に異なった立場から、特にこの間、電力供給の計画停電等に関連して大変重要な役割を担ってきているので、そうした役割をしっかりと引き続き担っていただくものの、補佐官の法律上の枠が5枠なので、加藤補佐官に代わって藤井副長官に補佐官として総理や私を事実上、お支えをいただき、そして仙谷副長官において強力な官房態勢で被災者生活支援を進めてまいりたいと思っている。

 従って、被災者生活支援特別対策本部は本部長に松本防災担当大臣、本部長代理に地方の声をしっかり受け止めるという観点から片山総務大臣、そして副本部長として事務局長兼務で平野内閣府副大臣、そして新たに8時に認証される仙谷官房長官(ママ)という態勢で被災者生活支援を洗練的に全力を挙げて前進をさせていくこととしている。

 なお、これとも若干連動するが、本日の緊急災害対策本部でお示しをされ、そして持ち回り閣議で緊急災害対策本部全体の副本部長、現在私と防災担当大臣が務めているが、副本部長に新たに総務大臣と防衛大臣にもお就きいただくことを決定した。本日のこうしたことを決定した緊急災害対策本部においては、孤立した避難所の解消や物資のしっかりとした補給、ライフラインの復旧等に加えて、被災地に物などの支援をしっかり行う対策をさらに充実する一方、全国各地から様々な皆さんから被災者の皆さんを受け入れて、当面の雨露をしのぎ最低限の生活を確保する。

 寒い避難所でなくて、受け入れる用意があるというたくさんのお申し出もいただいている。こうした対応策についても、さらにしっかりと評価をしていこうと一致したところ。

 さらにもう2点ほど国民の皆さんにお願いを申し上げる。1点は首都圏における計画停電。計画停電のなかで電車、鉄道をしっかりと運行させていくということは全体の電力需要の観点から大変厳しいなかで進めている。しかしながら、まさに鉄道をしっかりとある程度は動かすということは国民生活のうえからも欠かせないというなかで、ぎりぎりの対応をこの間努めてきている。本日は寒かったこともあったと思うが、こうしたなかでこのギリギリの状況を超えてしまいかねない状況が生じているという報告を受けている。

 担当の大臣からも国民の皆さんにさらなる節電をというお呼びかけをさせていただいているが、計画停電と鉄道などの間引き運転と、いろいろな意味でご苦労をおかけをしているが、それでもぎりぎりの状況なので、節電に対してしっかりとご協力をいただかないと万が一の場合には全面的な、あるいは予測されない停電という事象に陥ってしまう。ぜひとも計画停電に加えて、それぞれのご努力での節電を徹底をしていただきますよう、よろしくお願いを申し上げる。

 また、ここ数日、この被災に絡んだ、震災に絡んだいわゆる振り込め詐欺等の事象が出てきている。被災地の皆さん、避難をされている皆さん、本当に厳しい苛酷(かこく)な状況でこれを乗り切るために頑張っておられる。自衛隊、消防、警察はじめとして、本当に多くの皆さんが現場でやはり厳しい状況のなかで、あるいは危険な状況のなかで国難を乗り切るために現場の皆さん頑張っていただいている。こうした状況のなかで、これに乗じたような事態が生じていることは大変残念なこと。しかし、現実でもあるので、ぜひこうしたことには十分ご留意をいただくよう、お願い申し上げる。

 【以下質疑】

 【大規模停電】

 ――大規模停電の可能性は現在もあるのか。政府としてどんな対応をするのか、節電の呼びかけ以外の対応は。

 結局、電力消費量を急激に、しかも大規模に抑えるための方法は、ひとつは国民の皆さんに節電の努力、お願いをすること、もう一つは大口の需要者の皆さんにそれを、電気を使わないでくださいと、いうことでお願いをすること。今日の事態に際しては大口のみなさんに、さらなる協力をお願いをさせていただいているところで、それによって鉄道等についても、影響を受けているのではないかというふうに思っている。まさに皆さんの節電をしていただければ、鉄道がたくさん動く。逆に節電がうまくいかなくて、電力消費量が多いと、その結果こうして電車が動かなくなる。そういう相関関係にあるので、ぜひ、そうしたことをご理解いただければと思う。

 ――ブラックアウトの可能性はあるのか。

 直近の数字は経済産業省と東京電力が持っているが、ぜひ節電のご協力ということについては、どういった状況にあるとしてもお願いしたいと思う。

 ――今日は寒くて暖房を多く使っていたことが原因としてあるが、明日以降も寒いことが予想される。この事態は明日以降も続くのか。

 可能性としては否定できないというふうに思っている。従って、もちろん大変ご不便は承知だが、被災者の皆さんは本当にまったく冷暖房、暖房の設備がない状況の中で着の身着のままで逃れられて、毛布で寒さを耐えているという方もたくさんいらっしゃる。ぜひ、電気による暖房に頼ることのない形で、暖をとっていただくということについてのご協力を申し上げる。

 【福島第一原発】

 ――福島第一原発の給水の状況は。

 あの、私がいま出てくる段階では、給水が始まった等という報告はまだ受けていない。

 ――昼間ヘリコプターで給水したがその効果は目に見えてあったのか。

 これは専門家の皆さんからご説明をいただいているところに基づくと、水がある程度の一定量入っていけば、そのことの効果は外に見えて参るが、まさにある程度の一定量まで入れていくことがまずは重要であるという状況だ。そうした中で、しっかりとモニタリングは進めている。いまのところ顕著な数字が出てきているという報告は受けていない。

 【仙谷官房副長官】

 ――問責を受けた仙谷前長官が副長官になるというのは一般的に信じられない。起用の理由は。民主党には人材がいないのか。野党の反発は必至だが、これから野党と協力してやっていかないといけないのに、わざわざ野党が反発するような人事をした理由があるのか。

 私はそういった国会の内外の事情ということよりも、今はいかに強力に震災対策を進めていくか。そしてその被災者の生活支援というまさに強力な政治力を要する仕事だ、これ関係省庁、さまざまな関係を調整していかなければならない。そうした仕事を進めていく上では、仙谷新副長官が適任であると総理が判断されたものであり、そのことは他のあらゆる事項に優先することだと私は思う。

 ――そもそも1月に改造内閣が発足したときは最強の内閣として発足した。こうした事態に至って、人事の変更が散見される。それはどうしてか。最強の態勢ではなかったのか。いままでの態勢ではうまくいかなかったから、改めてこういうような人材を登用しているのか

 あの、まさに、この震災発生以来の我が国の状況は、我が国にとって特別な事態であるということは、多くの国民の皆さんも共有をしていただいている認識ではないかという風に思っている。従って、平常時におけるベストと思われる態勢と、こうした緊急特別な状況下におけるより強力な態勢というのは、私はある意味で異なっているのは当然のことではないかという風に思っている。

 【被災者生活支援特別対策本部】

 ――今日になって被災者支援の対策本部をつくったということは、これまであまり機能していなかったということを政府として感じていたからか。

 防災担当部局、松本大臣の元の、防災担当部局は、あの、立ち上がりにおいての救命という役割から、当然、まぁ復旧というか、被災者に対する支援などという役割、そして、まぁ、現時点ではまだ想定できないが、将来においては葬送ということも含めて、幅広い役割を担っている。現時点においても救命等、まだ捜索等の仕事は残っているが、当然これは全力で進めて参るが、一方でその被災者支援ということが、ある意味で、少し外出しできる状況になってきたというそうした状況、時系列的な変化というものが私は前提であろうという風に思っており、ここまでの仕事は官邸のいわゆる危機管理センターで完結をする、あるいはそこで完結せざるを得ない仕事だったが、いま主に中心になっている被災者支援は、いわゆる危機管理センターが情報の集約等については重要だが、むしろそれを踏まえた、関係省庁の調整あるいは当該地元自治体等との調整、あるいはご支援をいただけるという外部民間ふくめたみなさんとの調整という、あの若干、危機管理センターで行っている業務と外だしができる、性格の若干異なる部分のところがまとまっている、そしてここに力を注ごう、そういう位置づけだろうと思う。

 【仙谷官房副長官その2】

 ――認証式は午後8時からということ。首相も出席すると思うが、一刻をあらそう中で、首相の時間をそこに割いてまで、仙谷さんを任命する必要はあると思うか。

 一方で藤井副長官にはこの間、そもそも副長官ご就任いただくときから、ご高齢にもかかわらずこの経験というものをぜひ生かさしていただきたいということで、ま、一種伏してお願いした状況だ。そうした中にもかかわらず、まさにこの国難ともいう状況の中でこの1週間、大変なご尽力をいただいて参りましたが、まさに体力的にもそろそろ限界であると。そのことでかえって、国民の皆さんにご迷惑をかけてはいけないという事情もあり、仙谷さんを任命するためというよりも、そうした事情の元にあるので、いずれにしても3人しかいない官房副長官、しっかりと全員がフルで働いていただけるという状況でなければ内閣官房がまわって参らないので、もちろん認証式に割かれる時間というのは、他のことにも使わせていただきたいと思うが、当然あるが、しかし、しっかりと陛下のご認証を受けて正式な立場で仕事しないと、これまた行政、日本は法治国家なので、いけないということで判断をされたものと思っている。

 ――藤井さんは78歳。仙谷さんも65歳。耐えられると思うか

 もちろん大変だろうという風に思うが、まぁ、それぞれがそれぞれの持っている体力の中で、ここは限界まで全力で頑張るということだろうという風に思っている。

 ――そもそも藤井さんを副長官にしたのは、こういう事態の発生が予測できなくて、平和で進むだろうということで就任させたのか。藤井さんは鳩山内閣で財務相を辞めた。今回も、改めて辞めることになるが、菅首相の任命責任はないのか。

 決してその平穏な状態ですべてが続くということをはじめから想定していたわけだとは、私が先ほど申し上げたのは違うと思っている。まさに今回の地震と津波は、世界的にも例のない、大規模なもので、我が国がこれまで被った自然災害の中でも比類のない大きなものであり、こうした特別な状況に対応をするためには特別な対応も私は、多くの国民の皆さんには認めていただけるのではないかと思っている。

 【被災者支援】

 ――被災者支援をこれから強化していくということだが、地震発生から1週間が経つ。自治体の担当分野もあるが、いままでの救命捜索に回していた人員を被災者支援にふりむけることになっていくのか。

 これはあの、わたしは一般論で軽々に申し上げるべきではないという風に思っており、それぞれ被災地といっても地域によって大変事情は異なっている。それぞれのまさに被災地の事情、状況に応じて、もっとも優先度の高いことを、この間も進めてきてもらっていると思っているが、まさにそうした状況の中で、全体としての、特に、防災担当局のもとで進めている仕事の内容性質については、大きく変わってきているということでご理解いただきたい。

 【仙谷官房副長官その3】

 ――今回の大震災に関して、枝野長官と仙谷副長官はどういう役割分担でやるのか

 あの、ま、いろいろと、あの、これまでの経緯はあるが、そこは大変恐縮だが、藤井副長官の場合もそうだったが、私が官房長官として内閣官房全体の統括をさせていただく。私自身、あのこれまでもそうだったが、震災対策全体、そして原子力対応の問題、あるいは計画停電の問題、官房長官としてはこれに関連する全体について統括を担当させていただく、こういう立場だ。そうしたことの中で特にこの生活支援分野については私のもとで仙谷副長官が担当するという、こういう位置づけになる。

 ――復興担当相を置くべきではという声もあったが、今回仙谷さんが就任することは、そうした役割を仙谷さんが専任で働くのか。

 私は今の被災地の、ま、もちろん先ほど申したとおり、被災地によっても全然状況は異なるが、多くの被災地の状況は、復興という以前の問題。まさに避難所などに逃れている皆さんの、目の前の生活をいかに支えていくのかという、まさに被災者支援という段階であり、内閣としては、その今、多くの被災者の皆さんが求めている、この被災者支援という仕事に総力を挙げていく、こういう状況だと思っている。

 【福島第一原発その2】

 ――政府と東電、保安院の広報態勢の役割分担をどうするのか。

 東電においては事業者としての責任の範囲のことについて把握した事実を国民に伝えていただく。そしてそれを一義的に監視する保安院の役割、立場としてはそこで把握した情報を整理した形で、専門家もいる集団なので、専門家としての分析も含めて発表してもらう。官邸においてはそうしたことを前提として、一種の政治判断にかかわる部分、その前提となる事情、状況、国民に政治として政権として呼びかけしなければいけない事項、こうしたことについて話していく。こういう役割だ。もちろん、機械的に白か黒か、割り切れる世界ではないと思っているが、性格的にはそうした違いがある。そうした中で同席するということになると、逆に責任の所在がはっきりしなくなるという問題もある。それぞれ発表する主体は、それぞれの主体ごとに責任を持ってやっていただく。ただしそこについての情報の混乱がないように、連携していくということで進めてまいりたい。

 ――放射線のモニタリング。保安院と文科省の調査で文科省調査のほうが2桁以上レベルが高いがなぜか。

 それは専門的に詳細を分析してもらわなければいけない話だと思うが、類似の地点であっても天候条件とかに応じて時間帯によっては異なるようなことは当然あるという報告は受けている。

 ――防衛相から今日中に放水を行わないといけないという話があったが、めどは立っているのか。

 防衛大臣がどういった趣旨で話したのか趣旨までは存じあげないが、まさに一刻も早く注水をして冷却することが望ましいというのは当然のことだ。

 ――一企業で対応するのが難しい局面にきている。政府主導で作戦にあたる可能性はあるか。

 何を持って政府主導というのか難しいところあるが、ここは本部長たる総理の意思で何が何でも、ここの事態悪化を防ぐために最善の措置をとるという意思のもとにすべては進められている。警察機動隊、自衛隊はじめ、さまざまな政府機関が危険の中、取り組んでいる。一方で、現場の物理的状況、どこにどういうものがあるとかというような情報、知識、原子力に対する情報、知識、現場にこちらから送るというよりも現場に東電の方がいるわけで、そうしたことではそうした皆さんの情報、現地について熟知しているとかいうことが一定の役割を果たす。外部の者だけでできるのかといえば困難だ。

 【計画停電】

 ――今後は大規模停電の可能性を踏まえながら生活していくことになる。計画停電を見直す考えはないか。

 地震発生して供給量が大幅に落ちた状況の中で、まずは予想されない停電というのを阻止するために、準備の時間待ってくださいというものでなく生活は動いている。ということの中で計画停電ということをスタートした。そうした中で計画停電を当初の予定通りやれば当然のことながら、電車は動かないことになる。でも電車はある程度動かさないといけないということの中で、ぎりぎりの実施をしてきている。そうした中で、国民の節電の努力、企業の全体としての電力消費、そうした協力、そうしたトータルの中で、できるならば計画停電行わずに、節約や自主的な電力消費時間の分散などによって対応できることが望ましい状況だが、これはまさに政府や東電だけでできることではなくて、国民はじめ多くの事業者の協力や連携がないとできないことだ。この間、鉄道各社には、できるだけ動かしながら計画停電を実施すると。これは難しい困難な作業に協力いただいてきているところだが、大口の需要者にも協力頂いているが、そうした努力をさらに進め、かつ国民の節電の努力をお願いすることによって、そうした状況を変えていきたい。

 【仙谷官房副長官その4】

 ――仙谷さんは党代表代行を続けるのか。仙谷さんと枝野さんは師弟関係でやってきたが、どうグリップしていくか。

 党の立場がどうなるのかというのは党で判断いただくんだと思うが、仕事の性質上、代表代行兼務だとしても、実質的な仕事は100%官房長官(ママ)の仕事をしていただくことになる。それから仙谷さんと私の従来の関係はいろいろあるが、これまでも藤井副長官に支えて頂くということで、先輩に支えていただくということでやってきた。今度もそういうことになるが、ここはお互いに法律家だ。法に基づいたそれぞれの役割、責任ということについて、まずはそこが行動の出発点になるということを共有している立場だ。しっかりと私は仙谷さんであろうと、どなたであろうと、官房長官として副長官と接していくし、仙谷さんも副長官という立場で私と接していただけると。少なくとも仕事の上では。ということは何も心配していない。

 ――通常国会召集の段階で野党は仙谷さんの人事があったことを理由に審議に応じた。震災後、与党に強硬姿勢を取りづらくなったことをもって、復帰させたことはフェアではないとの見方も出てくると思うが。

 いろんな見方、意見はあるのかもしれないが、今は、いかに被災地の皆さんから求められている政府としての責任、被災者支援を最大限実証するということが唯一の観点で、人事が行われた。

 【福島第一原発その3】

 ――原子力の専門家を使いこなせていない点について。

 こういった問題は、100点のあり得ない問題だと思っている。批判は多々あるかと思っている。この間、これは国会の承認もいただいていたか、少なくとも法律に基づいて日本の原子力安全についての最も権威ある立場である原子力安全委員会の先生方、専門技術者集団である保安院、さらにはさまざまな民間の皆さんの意見、知見も聞きながら進めてきた。もちろんあらゆる国内の専門知識を持った皆さん、海外の皆さんすべての意見を聞きながらやったわけではないが、重要と思われる不可欠と思われる皆さんには意見を聞きながら進めてきたが、さらに万全、100点満点のない世界だと思っているので、より多くの皆さんの知見を伺いながら進めてまいりたい。

 ――警視庁の放水が中止になったとの情報。

 私が入ってくる段階では、実施に向けて努力しているという情報だ。

 【計画停電その2】

 ――明日の朝いちからの停電が変更する可能性あるか。

 そういった報告は今のところ受けていない。

 ――明日以降、節電呼びかけ以外で対策はあるか

 それは大口の需要家に電力の使用を抑えてもらえれば計画停電の範囲でリスクは小さくなっていく。そうすることのためには鉄道などの運行は少なくせざるを得ない。こういう関係になっている。できるだけ社会生活上は鉄道の運行は多くしたいということの中で、国民の協力を重ねてお願いするとともに、そうした鉄道事業以外も節電の可能な大口需要者には努力をお願いしている。

 【緊急災害対策本部】

 ――司令塔不在とも言われる中、本部の役割分担はどうなっているのか

 全体の本部の中で、被災者支援であるとか救命であるとかについては、従来も松本防災担当相が担当。その中でも特にこれから大変重要な役割で、特出しのしやすい性質をもっている被災者支援については、別建ての本部を全体の本部の下にだが、そのことによって会議が増えるということはない。位置づけと態勢、指揮系統を明確にするために担当者を明確にするために位置づけたという関係にある。

 一応、原子力については総理のもとで主務大臣は海江田大臣。総理から海江田大臣というラインで指揮系統はできている。官房という立場はその総理を支える立場で両方包括的に見ている立場。本部長の権限、立場のもとで自衛隊、警察、消防の皆さんに協力いただいたり、指揮したりというのが政府であり実際の運用でもある。

 【福島第一原発その4】

 ――文科省の調査では原発から30キロ時点で170ミリシーベルトを記録した。

 一個の数値をもってどう思うかということにはお答え出来ない性格のものである。全体としての放射線の濃度の広がり、分布。これが時系列的にどう変化していくのか。こういうことを総合的に判断して安全性についてチェックしていくべき性格のものだ。

 【仙谷官房副長官その5】

 ――仙谷氏起用について首相から相談があったのか。枝野さんが推薦したのか。

 首相の人事権のもとであるが、私のもとでの副長官の人事なので、総理からは「こういうことを考えているんだけど、どうだろうか」という相談は受けた。

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