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農産物の規制値超す放射性物質検出、5県に拡大

2011年3月21日0時48分

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 栃木、群馬両県は20日、それぞれの県内産ホウレンソウなどの野菜から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性ヨウ素やセシウムが検出されたと発表した。千葉県産シュンギクのヨウ素も規制値を超えた。規制値を超えた農産物は福島、茨城に加え5県に拡大した。東京電力福島第一原発の事故の影響とみられる。

 福島など3県と千葉のシュンギクが見つかった東京都は一部農産物の出荷自粛などを生産者らに要請。ホウレンソウの供給不足が懸念されるため、農林水産省は20日、全国農業協同組合連合会に、規定の大きさや形に達していない作物の出荷などを要請した。

 政府は一定地域の食品の摂取制限や出荷停止が必要かどうか21日に結論を出す方針。

 枝野幸男官房長官は20日の記者会見で、「ただちに健康に影響を及ぼすとは考えられない」と強調した。厚生労働省は健康への影響評価を食品安全委員会に諮問した。

 栃木ではホウレンソウから規制値を超えるヨウ素とセシウムが検出された。かき菜からは規制値と同じ値のヨウ素が出た。県はJAにホウレンソウとかき菜の出荷自粛と出荷分の自主回収を要請した。牛乳からは放射性物質は検出されなかった。群馬でもホウレンソウから規制値を超えるヨウ素、かき菜からセシウムが検出され、出荷自粛をJAに要請した。

 規制を超えるヨウ素が検出された千葉県旭市産のシュンギクは、東京都が都内に流通している農産物を調べて見つかった。都は同時に出荷されたシュンギク90キロを販売禁止とし、千葉県などに旭市産農畜産物の出荷自粛を求める。

 福島では新たに4カ所の農場の牛乳が規制値を超え、ヨウ素の値は最高17倍を記録した。県は市場に出回っていないとしており、安全性が確認されるまで県内全ての牛乳の出荷自粛を酪農家に要請。ホウレンソウは検査ミスで改めて調べるが、21日から念のため県内全域の露地野菜の出荷自粛をJAなどに求めた。

 茨城ではハウス栽培を含むホウレンソウから規制値を超えるヨウ素(最高27倍)やセシウム(同4倍)が検出された。一方、トマト、イチゴ、キュウリ、ニラ、水菜、チンゲンサイ、レンコン、キャベツ、ネギ、ピーマン、レタスは規制値を下回った。

 新潟県は県内に流通する農産物を調べたが、規制値を下回った。

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