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潮位・震度データ途絶えたまま 東北の一部、施設流失も

2011年3月22日11時48分

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 東日本大震災で、気象庁が東北地方に設置している潮位や震度などの観測地点のデータの一部が、停電や通信回線の異常などで途絶えたままだ。26日までは大潮による高潮への警戒が必要だが、津波や潮の干満による潮位変化を観測する施設が流されてしまった地点もある。

 気象庁が管理する東北地方の検潮所や巨大津波観測計は沿岸に10地点あるが、6地点でデータが気象庁本庁に届かないままだ(22日午前9時現在)。青森県八戸市の八戸港にある検潮所は11日の本震の後、高さ2.7メートル以上の津波を観測したが、その後データが途絶えた。職員が調査に行くと、施設が流されてなくなっていた。

 岩手県宮古市の検潮所も岸壁ごと流されていた。岩手県大船渡市の検潮所は停電し、通信回線も切れたままだ。

 検潮所は潮の干満も観測する。太平洋沿岸は18日から大潮が始まり、26日まで続く。今回の地震で、海岸付近の地盤は沈下し、満潮時に通常より1.5メートル程度水位が高くなる地域もある。大船渡市などでは高潮警報レベルになることも予想されるが、検潮所のデータがないために判断が難しいという。

 地震による揺れを計測する震度計も22日午前8時現在、88地点のうち9地点でデータが途切れている。気象庁は、東日本大震災以降に5強以上が観測された地点の現地調査を進めている。

 気温や風向き、降水量を観測するアメダスも、202地点のうち23地点で障害が起きている(22日午前9時現在)。

 気象庁は「停電している施設はバッテリーで補い、回線に異常がある施設は新たな通信回線を設けるなどして、復旧を急ぎたい」としている。(二階堂祐介、大久保泰)

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