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ベルギー発、被災地支援 日本人アーティストらNPO設立

2011年4月4日14時15分

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写真:日玉浩史拡大日玉浩史

 国内外のアーティストが東日本大震災の被災地支援に立ち上がるなか、ベルギー在住の日本人アーティストがNPO「アクト・フォー・ジャパン・ベルギー」を設立した。

 発起人はダンスカンパニー「ローザス」の元メンバーで、ダンサーの日玉浩史。震災の翌日、フェイスブックで「日本のために動こう」と呼びかけた。数日で、100人を超える様々なジャンルの人たちから反応があった。

 グラフィックデザイナーの阿部玲子がつくった共通ロゴとポスターを使い、それぞれの表現の現場で募金を呼びかける。義援金はその都度、被災地のNPOや芸術団体に贈る。すでにサッカーの川島永嗣選手、建築家の針生康、演出家ら約400人がメンバーになった。いくつかの劇場との共同企画も進んでいる。

 「芸術には生のエネルギーと鎮魂の力の両方がある。今こそアートの力を示すべきとき」と日玉は言う。

 ベルギー在住で仏国立リヨン歌劇場首席指揮者の大野和士も賛同し、室内楽や自らのピアノ演奏による慈善コンサート、千羽鶴を折るプロジェクトなどを企画した。今月からベルギー・モネ劇場で上演される細川俊夫「班女」「松風」、リヨン歌劇場公演など、関わっているすべての公演で募金を呼びかけ、CD売り上げの一部も寄付する。

 「デザイナーはポスター、パフォーマーは慈善公演、と『餅は餅屋』で活動できる。個人ではできないことを横のつながりで可能にし、組織や国境にしばられず、大きなうねりとなって日本を元気づけられれば」と大野は語る。

 ホームページのアドレスは「www.actforjapan.be」。

 バイオリニストの堀米ゆず子は、ピアニストのマルタ・アルゲリッチやベルギー王立音楽院の仲間たちと、11日にチャリティー公演を開く。「人のぬくもりがいかに豊かで、共感の力がいかに大切か、音楽を通じて伝えたい」(吉田純子)

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