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脱原発めざす祝島の記録映画 監督に聞く

2011年4月19日14時41分

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写真:「ミツバチの羽音と地球の回転」から。原発予定地の沖に浮かぶ祝島(奧)拡大「ミツバチの羽音と地球の回転」から。原発予定地の沖に浮かぶ祝島(奧)

写真:鎌仲ひとみさん拡大鎌仲ひとみさん

 原発問題を取り上げたドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」が東京・渋谷で上映され、注目されている。監督の鎌仲ひとみに聞いた。

 中国電力が山口県上関(かみのせき)町に建設しようとしている上関原発と、予定地の沖に浮かぶ祝島(いわいしま)。映画は島民たちの建設反対運動を伝える。

 「福島で原発事故が起きたが、多くの人はまだ『原発がなければ社会が成り立たない』という刷り込みから自由ではない」と鎌仲は語る。

 映画では、中国電力側がマイクで「海が壊れることは絶対にありません」と訴え、島民は「軽々しく『絶対』なんて言葉を使うから『ウソつき』と言われるのが分からないのか」と反論する。「このままで島が良くなると本当にお考えですか」との呼びかけには、「島の人間は自分たちの力でがんばっちょるんじゃ」「要らん世話、焼かれんでもええ」。

 作中では、太陽熱や風力などの自然エネルギーへの移行が進むスウェーデンの様子も紹介した。

 「人々が『現実』を変えている事例を見せたかった」と鎌仲はいう。

 「祝島の人々は、エネルギー自給率100%の島を目指し始めた。福島の事故を見て『自分も何かをしたい』と話す東京の若者もいる。変化の兆しはある」(塩倉裕)

 上映はオーディトリウム渋谷で26日まで。電話03・5459・1850(映画美学校)。

    ◇

 ■シンポジウム「いま、福島原発で何がおきているのか」 東大名誉教授(金属材料学)の井野博満と映画監督の鎌仲ひとみが発言する。26日午後2時から東京の町田市民フォーラム。参加費500円。電話042・729・2296(原発事故を考える町田市民の会)。

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