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枝野官房長官の会見全文〈28日午前〉

2011年4月28日11時56分

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 枝野幸男官房長官の28日午前10時前の記者会見の内容は次の通り。

 【閣議の概要】

 私から3点報告する。

 まず閣議の概要について、法律案2件と人事が決定された。総務大臣から労働力調査結果、消費者物価指数及び家計調査結果について。厚生労働大臣から有効求人倍率について。総理大臣から海外出張中の臨時代理について発言があった。

 【クールビズ期間拡大】

 閣僚懇談会では、中野大臣から北朝鮮当局による拉致問題にかかる人権教育啓発について。総務大臣から国家公務員の採用に関する当面の方針について。環境大臣からクールビズの前倒し実施について。私から沖縄担当大臣としてクールビズ期間における「かりゆしウエア」の着用について申し上げた。うち、クールビズについて、政府においてはクールビズの開始を1カ月前倒しし、5月から行うことにした。終わりについても1カ月延長し、10月末までとしている。従来の地球温暖化対策の面に加え、東日本大震災に伴う節電の実施及び啓発の必要性を踏まえたものである。

 【経済情勢検討会議】

 閣議に先立ち、経済情勢に関する検討会議が開催された。先週金曜日に総理から指示のあった政策推進のための全体指針の骨子案が与謝野、玄葉大臣から提示され議論した。議論を踏まえ、与謝野、玄葉大臣が共同して政策推進のための全体指針の取りまとめ作業を進める。

 【原発作業員の被曝(ひばく)線量上限撤廃】

 ――原発作業員の被曝線量の上限を撤廃するとの報道があるが、事実か。

 少なくとも私が承知していないので、政府全体としての検討素材として上がっていることはない。

 【復興関連の組織見直し】

 ――閣僚懇で長官から、復興に向けた組織についての見直しの言及があったということだが。

 若干、会議ばかり乱立させているという批判を頂いている。決して会議をやることを目的に設置をしているわけではなく、関係省庁から人材を集めて、省庁横断的に仕事を進めていくために本部などを震災対応で設置してきているが、名称や位置づけを整理することによって、その趣旨というか真意というかが分かりやすく伝わるようにしようということで調整を行っている。かなり進んでいるが、最終的な詰めが残っている。整理され次第必要な手続きを踏んで報告する。

 【東電の賠償問題】

 ――東電の賠償責任の上限について、野田財務相が「これからよく考える」と発言したが、上限を設けないということは政府の一致した方針になっていないのか。

 上限の問題というのは多分、想定している上限の意味が違うのではないかと思うが、一般的に上限といわれた場合には生じている損害を上限があるから補償しないということは被害者のみなさんとの関係であり得ない。

 【クールビズ期間拡大その2】

 ――クールビズを期間拡大するというが、北海道では10月はかなり寒い。

 クールビズというのは強要強制するものではそもそもないので、当然その期間中でもクールビズでないものも許容される、まさに選択をして頂きたいと。一般的には男性の場合、スーツにネクタイということとされているが、この期間については政府、国会を始めとしてクールビズの服装を例外的にと言うか、それでも構いませんよということ。逆にクールビズ期間中に寒い地域とか、あるいは日によっても違うので、当然柔軟に対応して頂くのが大前提だ。

 【原発事故を受けた小学校の土入れ替え】

 ――福島県の小学校で校庭の土削り取り対策が行われたが、その土を埋め立てる場所で住民トラブルが生じている。

 詳細は政府に報告が来ているわけではない。今後も土壌の改良などはいろいろな意味で必要になってくる。当然、土壌改良するにあたって、放射性物質を含んでいる土壌などをどう処理していくのか、どう住民の理解を得ながら安全確保して進めていくのかは、簡単な問題ではないという認識はしている。必要に応じて県から相談あれば、国としてできる対応の協力はしたい。

 【復興増税に反対の動き】

 ――復興財源について、民主党内で増税反対の動きが広がっているが。

 内閣では具体的な財源、特に増税などの検討はしていない。むしろここで私が一度報告したのは党で検討されているのは認識しているということで、党においていろいろな意見がある中で検討されているものと思うが、内閣で具体的な財源の話、ましてや増税などの話は検討している段階ではない。

 ――増税に代わる案など、党の議論に期待することは。

 党内で今のような指摘なども含めて検討されるんだろうと。内閣としてはそういったことも今後、参考にしていきながら政府としての方針、考え方を整理していく。

 【外相の訪米】

 ――閣議前、外相の訪米や「2プラス2」についてどういう話し合いをしたか。

 国会の了解を頂き、外務大臣が米国をはじめとして29日から訪問する。原発事故、震災に対する各国、国際社会の支援もあったので、訪米、あるいは海外出張にあたっての情報交換というか意見交換をした。これからそういったことを踏まえて国際会議、あるいは米国との訪問先での会談などを行うわけなので、その前の段階でこういう会談しようと思っていることを申しあげるのは難しい。

 【叙勲の日程】

 ――叙勲日程はどうなっているのか。

 震災発生を受けて先送り、時期的にはちょっと通常の日程通りには進められないということについては決めて発表している。そうした状況の中で、今なお被災地では避難生活などご苦労されている方がいらっしゃる。その一方で、様々な意味での自粛ムードは、結果的に日本経済にマイナスの影響でそれは被災地の復旧復興にもマイナスの影響を与えるということの中で、過度の自粛からは脱却しようという空気、方針もかなり国民のみなさんの間でも共有されている。

 こうした状況を踏まえて、当初予定されていた時期より遅れるが、春の叙勲についてどうするか今検討している状況だ。

 【ハーグ条約】

 ――ハーグ条約加盟という報道の事実関係は。

 ハーグ条約への対応については、政府においても関係省庁間の副大臣会議を中心に検討を進めている。できるだけ早く結論を得たいと思っているが、今日の時点で最終結論が出ているわけではない。

 ――かなり煮詰まっているということか。

 できるだけ早く結論を出したいということで検討を進めている。

 【復興実施本部】

 ――復興実施本部の検討状況は。

 野党各党のみなさんとの間でもぜひ相談させて頂き、協力頂きたいということで、国民新党の亀井代表あるいは民主党の玄葉政調会長が各党とお話し頂いていると承っている。内閣としては、実際の復興に向けた行政的作業にそろそろ入りたいという状況なので、過日申し上げた通り、連休中にはいずれにしろ政府としての結論を出したいと思っているが、現時点では亀井代表や玄葉政調会長の各党との相談の状況の結果、結論を待っている。

 【浜岡原発】

 ――中部電力が浜岡原発を再開、との報道があるが、事実関係は。

 特に報告などが上がっていない。

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