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3号機から海流出の汚染水250トン

2011年5月21日13時2分

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 東京電力は21日、東電福島第一原子力発電所3号機の取水口付近で11日に海への流出が見つかった高濃度の放射能汚染水の流出量は推定で250トンで、含まれる放射能は20兆ベクレルだったと発表した。国の基準で定められた敷地全体の年間放出量の約100倍に相当する。4月に2号機付近で流出したのは4700兆ベクレルで、この235分の1にあたる。

 経済産業省原子力安全・保安院に20日に報告した。3号機の流出は、坑道とつながっている作業用の穴(ピット)に汚染水が流れ込み、ひび割れから海へ出ていた。流出は11日のうちに止まった。周辺の放射能濃度の変化から10日から41時間にわたって流出が続いたとして量を推定した。

 2号機付近で海に流出した汚染水は500トンとみられている。東電は、9日までに99.9%が取水口付近から港湾外に出たとの見方も示した。一方、3号機付近の分は、2号機の流出時にはなかった海水を仕切るシルトフェンスなどによって「大部分が港湾内に滞留している」とみている。

 ただ、高濃度であるうえフェンスも完全でなく、周囲に広がるおそれも残っている。東電は海水の浄化装置を設置、6月上旬の運転開始を目指している。

 また、2号機の汚染水の流れを示したシミュレーション結果も公表した。含まれる放射性物質は福島県の海岸沿いを南に流れ、拡散して薄まりながら茨城沖に南下。5月になって先端部は東へ向かっている。

 東電は流出につながる各号機のピットをコンクリートで埋める作業を6月末まで進める。(佐々木英輔)

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