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一般機器の破損、非常用発電機故障の引き金か 女川原発

2011年5月30日19時47分

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 経済産業省原子力安全・保安院は30日、3月11日の東日本大震災で被災した東北電力女川原発で、地震直後に起きた機器のトラブルがもとで、後日、非常用ディーゼル発電機1台の故障が起こった可能性があると発表した。同じ装置はほかの原発にもあり、揺れに強い機器への交換など、対策を指示するという。

 一般機器の破損が重要な非常用発電機の破損に波及したことは、今後の地震対策への教訓になる。

 女川原発では地震直後、1号機のタービン建屋地下で煙が上がり、消火作業を進めた。その後に調べたところ、高圧電源盤の内部にある装置(遮断器)が地震の揺れでショートや漏電を起こし配電盤が壊れたことがわかった。

 4月1日に非常用ディーゼル発電機を定期試験した際、配電盤の破損でうまく動かず、配電盤を修理するうち発電機自体が壊れた。

 保安院や東北電力によると、配電盤の修理中、非常用発電機の回路に過電圧がかかり壊れた可能性があるという。

 女川原発は非常用発電機1台が動かないまま4月7日の余震にあった。外部電源3系統のうち2系統が途絶。別の発電機1台と1系統は生き残ったが、一時は綱渡りの状態に陥った。

 遮断器は女川で別に12個あり、他原発にもある。保安院は各電力会社に文書で対策を指示する方針。

 保安院によると、女川原発は3月11日の地震の際、1、3号機が運転中で2号機が原子炉起動中だった。地震で自動停止し、現在は安全に原子炉や燃料貯蔵プールが冷却されている。(小堀龍之、福島慎吾)

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