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原発1号機の汚染水、増加止まらず 雨流入、難しい対策

2011年5月31日11時40分

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 東京電力は31日、東電福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下にたまっている水の水位が、同日午前7時までの24時間に376ミリ上昇したと発表した。前日の上昇は198ミリ。深さは約6メートルになった。降雨で流れ込んだ水の影響とみられる。雨の流入を防ぐ対策を迫られているが、すぐに打つ手がないのが現状だ。

 東電によると、ほかにタービン建屋地下のたまり水の水位は2号機が86ミリ、3号機が56ミリ、4号機が59ミリ上昇した。天候は回復しており、水位上昇は収まりつつあるという。

 たまり水は放射能に汚染されており、近くの集中廃棄物処理施設に移すなどしている。今後、降雨で流入量が増えると、更なる移送や処理を急ぐ必要がある。

 同原発では雨の流入を防ぐため、建屋入り口に土嚢(どのう)を積むなどの対策を取ってきたが、1、3、4号機は爆発で原子炉建屋の屋根や壁が吹き飛ぶなど、雨がそのまま建屋内に流れ込んでいる状況だ。原子炉建屋を丸ごと覆うカバーの設置準備を始めているが、完成は早くても8月で梅雨の時期に間に合いそうにない。

 一方、東電は31日、福島第一原発の5、6号機の取水口付近の海面に油が漏れていると発表した。近くの配管から油が漏れ出した可能性があるが、すでに油漏れは止まっているという。東電は消防や、福島海上保安部に通報し、油が広がらないようオイルフェンスを設置した。(西川迅)

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