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汚染水浄化施設の漏水は安全弁故障 17日深夜にも稼働

2011年6月17日12時1分

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図:セシウム吸着装置の水漏れ拡大セシウム吸着装置の水漏れ

 東京電力福島第一原子力発電所の放射能汚染水を浄化する施設で試験中に水が漏れた問題で、東電は17日、放射性セシウムを吸着させる装置の安全弁から漏れていたことを明らかにした。水圧が高まり、設計に従って壊れたとみられる。同日夕までに交換を終え、深夜には、高濃度の汚染水を処理する本格稼働に入りたいという。

 処理施設は、セシウムを吸着する鉱物ゼオライトを入れた直径90センチ、高さ2.3メートルほどの円筒形の吸着装置を四つ直列につなぎ、汚染水を送り込んで浄化するしくみ。

 水漏れは、16日午後7時すぎに警報が鳴って装置が自動停止してわかった。低濃度の汚染水を使った試験中に、最も上流側の装置内の水圧が高まって起きたという。圧力が高まると壊れて水を外に逃がす安全弁「ラプチャーディスク」が壊れていた。

 この吸着装置より下流側の吸着装置の配管の弁が閉まっていたことから、水が流れずに水圧が高まったとみられる。付近にいた作業員があやまってハンドルを倒した可能性があるという。水漏れは少なくとも6千リットルに上るという。漏れた水は、装置を入れた金属製の箱に30センチほどたまっていた。放射線量は毎時10マイクロシーベルト以下と低かったという。

 東電は他の三つの吸着装置の安全弁も取り換えるという。17日未明からセシウム吸着装置を除いたその他の浄化設備の試運転を始めており、復旧した装置を加えた試験後、深夜には本格稼働に踏み切る方針。(石塚広志)

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