現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事

原発作業員の遺族、労災申請へ 収束作業中に心筋梗塞

2011年7月12日12時30分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束作業中に心筋梗塞(こうそく)で死亡した静岡県御前崎市の男性作業員(当時60)の遺族が一両日中にも、労災を申請することがわかった。同原発の事故の収束作業をめぐる労災申請が明らかになるのは初めて。

 遺族の代理人の大橋昭夫弁護士は「精神的、肉体的な負荷の非常に高い労働環境で、医療体制も整っていなかった」としている。

 作業員は、同市内の建設会社に臨時で雇われた同市池新田の配管工、大角信勝さん。この建設会社は、福島原発の収束作業を請け負った東芝(本社・東京都港区)の4次下請け。

 大角さんの妻でタイ国籍のカニカさん(53)が、東芝の労災保険窓口になっている横浜南労働基準監督署(横浜市)に申請する。

 同建設会社の遺族側への説明によると、大角さんは同原発の集中廃棄物処理施設で放射性滞留水回収や配管設置工事を担当。5月13日午前6時から9時まで作業を行った。翌14日も午前6時から同施設で同僚3人と、重量約50キロの機材を2階から1階に移動させる作業をしていた。まもなく体調不良を訴えて、小休止したが、意識不明の重体になった。

 搬送先の病院で死亡が確認されたが、発症から2時間40分かかっていた。死亡診断書によると、死因は心筋梗塞だった。

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧