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汚染の稲わら、さらに5戸の農家が使用 福島県発表

2011年7月16日15時28分

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 福島県の畜産農家が放射性セシウムに汚染された稲わらを牛のえさに使っていた問題で、県は16日、新たに郡山市の2戸、喜多方市の2戸、相馬市の1戸の肉用牛農家でも汚染されたわらを与えていたことが分かった、と発表した。5戸から計84頭が関東と東北のと畜場に出荷され、市場に流通したという。

 5戸とも、東京電力福島第一原発事故の後、自分の水田から収穫したわらを与えていた。相馬市の農家は、宮城県内の業者から購入したわらも使用しており、このわらも基準値を超えた。

 福島県によると、84頭の出荷先は、東京都に53頭、埼玉県川口市に8頭、仙台市に2頭、山形県に2頭、福島県内に19頭。3月28日から7月13日にかけ出荷されていた。

 5戸とも、県による15日の立ち入り調査でわらの汚染の恐れが判明し、サンプルを検査。このうち郡山市の1戸では、国の基準値(1キロあたり300ベクレル)の約380倍にあたる同11万3636ベクレルの放射性セシウムが検出された。

 これまで判明した汚染わらで最高値となる。5戸のうち、喜多方市の1戸は、汚染の恐れがあるわらをすべてえさとして使用済みのため検査できていないが、農家の説明などから、汚染わらを与えていた可能性が高いと県は判断した。

 喜多方の農家2戸は「会津地方は放射線量が低いので、大丈夫だと思い、収穫した」と話しているという。

 相馬市の農家は、宮城県の業者から4月24日と6月24日にそれぞれ、3.4トンのわらを購入。この業者がわらをほかにどの程度売っていたかは分かっていないという。

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