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2011年9月26日17時32分
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「命のアサガオ」仮設で大輪 白血病の男児から種継ぐ

写真:仮設住宅に咲いた「命のアサガオ」=15日、岩手県釜石市、葛谷晋吾撮影拡大仮設住宅に咲いた「命のアサガオ」=15日、岩手県釜石市、葛谷晋吾撮影

 岩手県釜石市の仮設住宅で、白血病で亡くなった子が育てたアサガオの「子孫」たちが、季節外れの花を咲かせている。

 アサガオは、新潟県中条町(現胎内市)で1993年、白血病の丹後光祐(こうすけ)君(当時7)が3カ月だけ通った小学校で育てていたが、花を見ることなく亡くなった。母のまみこさん(53)がそれを引き取って増やし、「命の尊さを知ってほしい」と、「命のアサガオ」と名付けて種を全国に配っている。今回の震災では岩手県内の被災者を支援するNGO「日本リザルツ」などが仲介し、被災者らに提供された。

 各地の仮設住宅で種がまかれたのは、通常より3カ月ほど遅い6〜7月だったが、住民に育てられ、今月、ネットを伝って伸びたアサガオが紫色の大輪の花を咲かせている。

 118世帯が暮らす釜石市中妻町の仮設住宅では、夫や母親と住む女性(67)は「由来を聞くと希望がわく。夏場は日よけになってよかった。来年も大切に育てたい」と話していた。

 種の希望などの問い合わせは日本リザルツ(03・5280・2888)、または丹後さん(0254・44・8010)。(東野真和)

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