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2011年11月6日0時21分
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家族の新たな一歩、プロが撮影 相馬の仮設住宅

【動画】家族の肖像撮影プロジェクト

写真:仮設住宅の集会所で撮影に臨む狩野守一さんの家族。写真家の榎並悦子さんは守一さんのひ孫、颯太くんを抱いて笑顔を引き出した=5日、福島県相馬市、渡辺幹夫撮影拡大仮設住宅の集会所で撮影に臨む狩野守一さんの家族。写真家の榎並悦子さんは守一さんのひ孫、颯太くんを抱いて笑顔を引き出した=5日、福島県相馬市、渡辺幹夫撮影

 東日本大震災で避難生活を強いられている被災者らを撮影し、アルバムとDVDを贈る「頑張る家族の肖像」撮影プロジェクトが5日、福島県相馬市で始まった。仮設住宅の集会所に設けられたスタジオでは、カメラを前に家族の笑顔が広がった。

 全日本写真連盟(田沼武能会長、約1万6千人)の主催で、相馬市内で希望者を募った。被災地では、津波などで大切な写真を失った人が多い。そこで、「ここから新しい歴史を作って」という願いを込めて写真を撮影し、アルバムの1ページ目に飾って無料で贈る。来年1月までに同市内の仮設住宅8カ所を巡回し、14回の撮影会を開く。

 この日は、同市柚木の仮設住宅で、ここに住む7組が撮影に臨んだ。福島県内の会員らが集会所にスタジオを設営。写真家で全日写連会長の田沼さんと会員の榎並悦子さん、2人のプロが撮影した。

 ひ孫まで一緒に並んだ家族もいれば、遠くに住む子や孫に見せたいと1人で写った女性もいた。化粧品会社の協力で訪れたプロがメークを担当。どの人も、とびっきりの笑顔でカメラに納まった。

 1人で撮影した木幡幾子さん(81)は化粧をしてもらい、「10歳ぐらい若くなったかしら」とほほえんだ。田沼さんにポーズを指示されながらの撮影。「ちょっと緊張した。写真は仮設住宅に飾り、福島市に住む娘や孫が来たとき、こんなにきれいに撮れたよと自慢したい」と喜んでいた。

 田沼さんは「みなさん、撮影に協力的だった。ご主人が奥さんの肩に手を回したら、奥さんの顔が柔らかくなった。そんな写真が撮れた」と話していた。(佐々木達也)

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