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2011年11月17日20時30分
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福島市大波地区のコメ出荷停止指示 政府、セシウム検出

 福島市大波地区(旧小国村)で収穫されたコメから国の基準(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、政府は17日、同地区の今年産のコメについて出荷停止を福島県知事に指示した。コメの出荷停止は初めて。

 収穫前後の検査で安全性が確認されていたのに、なぜ基準値を超えるコメが見つかったのか、出荷を止めて原因を調べる。

 厚生労働省によると、出荷停止の間に、福島県が同地区の全農家のコメを検査する。さらに、これまでの本検査で一定の水準以上の放射性セシウムが検出された地域に対象を広げ、追加調査をしていく考えだ。

 農林水産省は8月、収穫後のコメが基準値を超えた場合、旧市町村単位で全農家のコメを廃棄する方針を示していた。しかし、福島県全域の収穫後の本検査をすでに終え、一定の安全性を確認できているとして、大波地区で生産されたすべてのコメを、ただちに廃棄するのは取りやめた。検査の結果、基準を超えた農家のコメは廃棄処分するが、安全性を確認できた農家のコメについては出荷停止の解除も検討するという。

 政府は、出荷停止となった地域のその年のコメは、出荷停止を解除しない方針も示していたが、これも見直すことになるという。

 出荷停止になったのは、同地区でとれたコシヒカリの玄米から1キロ当たり630ベクレルが検出されたため。この農家が収穫した840キロのコメは市場には出ていない。同地区産のコメは一部が流通しており、今後追跡して検査する。(沢伸也)

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