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2011年11月30日22時23分
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核燃料の大半が格納容器内に落下 福島第一原発1号機

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 東京電力は30日、福島第一原発1号機で原子炉圧力容器内の核燃料が溶けてほとんどが原子炉格納容器に落ちたとの解析結果を明らかにした。格納容器内に溶けた燃料はとどまっているが、コンクリートの床を一部溶かしたとしている。2、3号機では溶けた燃料のほとんどが圧力容器内に残ったと見ている。いずれも燃料は水につかった状態で冷やされているという。

 東電が格納容器の水位や温度などから解析した。東電は原子炉から溶けた燃料の一部が漏れていることは認めていたが、さらに厳しい状態であるとの認識を示した。1979年の米スリーマイル島原発事故でも炉心溶融が起こったが燃料は圧力容器内にとどまった。廃炉に向けた燃料の回収は極めて難しく、取り出す技術の開発を迫られる。

 解析では、事故を起こした1〜3号機のうち、1号機は地震直後に冷却装置が止まり3時間後に燃料が露出。外から注水するまでに時間がかかった。燃料の露出までに2、3日あった2、3号機と比べて、圧力容器の破損が激しかった。

 今回、すべての燃料が圧力容器から格納容器に落ちたと解析。溶けた燃料がコンクリートの床にある升に入り込み、下に向かって最大65センチほどを溶かしたとした。ただし、鋼板製の格納容器の底まであと37センチほどあり、燃料は突き破ることなくとどまり、溶けた燃料が地面を突き抜ける現象「チャイナ・シンドローム」には至っていないとした。

 冷却のための水は格納容器の床面から約30センチしかたまっていないが、燃料は水につかり冷やされているので、侵食は止まっているという。

 東電は2、3号機の溶けた燃料はほとんど格納容器に漏れていないとする。しかし、原子力安全基盤機構の委託で解析している専門家は、不確かさはあるが「約7割の燃料が格納容器に漏れている」とより厳しい見方を示す。

 今回の解析は、廃炉に向けてどのように作業を進めていくか計画を作るために実施した。年内の冷温停止状態の実現に向けた確認作業の一環でもある。しかし、解析に使ったデータはごく限られ、解析がどこまで正確かは不明だ。東電は今後、内視鏡のような特殊カメラを炉内に入れることも検討している。

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