現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事
2011年12月1日3時1分
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

給食に放射能基準 1キロ40ベクレル 東日本17都県

 文部科学省は30日、小中学校の給食に含まれる放射性物質を「1キログラムあたり40ベクレル以下」とする安全の目安を定め、東日本の17都県の教育委員会に通知した。給食について文科省が目安を示すのは初めて。国費の補助で測定機器を購入して検査結果を公表することを求めており、事実上の基準となる。

 食品の放射性セシウムによる内部被曝(ひばく)の許容線量については、厚生労働省が現行の年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトへ5倍厳しくする方向で検討している。文科省が今回給食の目安を決めたのは、この基準見直しを見越した措置だ。

 現行の暫定基準は、飲料水や牛乳・乳製品で1キロあたり200ベクレル、野菜や肉、魚、穀類は500ベクレルだが、文科省は「安全サイドに立ち、厳しい方(200ベクレル)の5分の1の数値を採用した」と説明している。調理前の食材を品目ごとに検査することを想定している。

 通知は東北・関東甲信越の全域と静岡の17都県に送られた。

 どの品目を検査対象とするかや、どの程度の数値でどのような対応を取るかの判断は、各都県や市町村に委ねている。ただし、40ベクレルを超える放射性セシウムが検出された場合の対応を(1)超えたのが1品目だけの場合は、その品目を除いて提供(2)超えた品目が複数あって料理として成立しない場合は、パンと牛乳だけの給食などにする――と具体的に例示しており、事実上の基準を示した形だ。

 測定機器の購入に当たっては、「検出限界が1キロあたり40ベクレル以下」の機種を選ぶことを義務付けた。検査結果をホームページなどで公表することも求めている。1都県あたり5台を国費で補助するという。

 学校給食をめぐっては、神奈川県逗子市(200ベクレル)、長野県松本市(40ベクレル)など、国に先駆けて目安を設けている自治体がある。(花野雄太)

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧