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2011年12月6日20時10分
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汚染水、海へ150リットル流出 福島第一の漏水

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写真:東京電力福島第一原発の放射能汚染水の処理施設が入る建屋から漏れ出した汚染水=東京電力提供拡大東京電力福島第一原発の放射能汚染水の処理施設が入る建屋から漏れ出した汚染水=東京電力提供

写真:東京電力福島第一原発の放射能汚染水の処理施設が入る建屋のひび割れから漏れる汚染水=東京電力提供拡大東京電力福島第一原発の放射能汚染水の処理施設が入る建屋のひび割れから漏れる汚染水=東京電力提供

 東京電力福島第一原発の水処理施設から放射能汚染水が漏れた問題で、東電は6日、その一部が海に流出していたと発表した。流出量はドラム缶1本弱に当たる約150リットルで、含まれる放射能の総量は260億ベクレル。その大半は、内部被曝(ひばく)の際に問題になる放射性ストロンチウムという。

 汚染水の海への流出は、4、5月にそれぞれ2号機と3号機のタービン建屋の高濃度放射能汚染水が坑道を伝って海に流れ出たのが確認されて以来。このとき漏れた量は、推定計770トンで、放射能量は4720兆ベクレルだった。

 水漏れは、原子炉内の燃料を冷やした冷却水から放射性セシウムを取り除いた後、蒸発させて塩分を取り除く施設で、4日に起きた。塩分を取り除く前か、処理後の濃縮廃液のいずれかとみられる。

 漏出量は45トンと見積もられたが、詳しく調べると15トンだった。このうち240リットルがコンクリートの隙間から施設外に流れ出し、施設周辺に水たまりとなって残っている分を除いて150リットルが海に流出したという。

 東電は装置からの漏出を止めた後、海につながる排水溝の水を採取し、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す物質の放射能量を調べた。1リットルあたり4億9千万ベクレルで、通常流れている排水の300万倍を超えていた。これが雨水とともに海に流れ出たとみられる。

 原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「流出量は少なく、海に流れ出ても約6万倍に希釈されるので環境への影響はほとんどないと考えるが、広く社会のみなさまに心配をかけて申し訳ない」と話した。(坪谷英紀)

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