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2011年12月9日11時38分
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目が不自由でも安心、しゃべる線量計開発

 「目が不自由でも放射線量を知りたい」。そんな声に応えようと、福島県盲人協会と同県の製作所が、音声で数値を案内する線量計を開発した。その名も「しゃべる線量計」。

 スピーカーを耳に近づけてボタンを押すと、女性の声で「○○マイクロシーベルト」と液晶画面の数字を読み上げる。来年1月の販売を予定している。

 開発のきっかけは、6月に郡山市で開かれた県盲人協会の定期総会。80人ほどの出席者の間で線量計が話題になった。「線量を人に聞くだけじゃなくて、自分で確かめたい」「音声で分かる線量計がほしい」――。そんな声が多くあがった。

 協会専務理事の中村雅彦さん(65)は11月、線量計の生産実績がある同県大玉村の精密板金加工会社「三和製作所」を訪れた。社長の斎藤雄一郎さん(44)に相談すると、「作ってみましょう」と快諾を得た。

 同社は、すでに製作販売していた線量計をもとに、数値が表示される画面を音声に変える部品やスピーカーを搭載。もとの線量計の大きさが決まっていたので、新たな部品を組み込むのに苦労したという。

 価格は5万円前後となる見通し。注文は福島県盲人協会(024・535・5275)で受け付ける。(井上翔太)

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