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2011年12月27日21時17分
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スギ花粉のセシウム「人への影響小さい」 濃度調査公表

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写真:林野庁による現地調査で、スギから雄花を採取する作業員=1日、福島県飯舘村、井上亮撮影拡大林野庁による現地調査で、スギから雄花を採取する作業員=1日、福島県飯舘村、井上亮撮影

 来春の花粉飛散の季節を前に、林野庁は27日、スギ花粉に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果を公表した。スギの雄花と花粉の濃度は同程度になることがわかった。花粉飛散量が多くても、「人への影響は小さい」という。

 林野庁は福島県を含む周辺15都県の杉林計182カ所の調査を進めている。今回は福島県内87カ所のデータがまとまった。

 東京電力福島第一原発に近い計画的避難区域の4カ所の雄花を採取。含まれる花粉の濃度を比べると、移行率は42〜121%の範囲だった。林野庁は「雄花と花粉の濃度はほぼ同程度。花粉に移る過程で濃縮は起きない」と結論づけた。

 さらに、人への影響を試算した。87カ所のうち雄花の最高濃度は浪江町の1キロあたり25万3千ベクレル。これと同濃度の花粉を、過去9年間に関東地方で最高の飛散量だった1立方メートルあたり2207個にあてはめても、大人が1時間に吸い込む放射線量は0.000192マイクロシーベルトとなった。例えば東京都新宿区の空間線量は毎時0.053マイクロシーベルト(20日時点)で、林野庁は「空間線量に上乗せしても影響はきわめて小さい。心配ない」と話す。

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