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2012年2月26日1時14分
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人の姿なく測定器の針振れる 福島第一から3キロ、飛行

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【動画】空から見た原発と周辺の町

写真:福島第一原発の北側では、海岸線が津波でえぐり取られたようになっていた=25日午後4時28分、福島県双葉町、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影拡大福島第一原発の北側では、海岸線が津波でえぐり取られたようになっていた=25日午後4時28分、福島県双葉町、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影

写真:約3.6キロ離れた場所から見た福島第一原発。タンクが傾いた状態のまま残されていた(中央下)。中央右の白い建物が1号機の原子炉建屋=25日午後4時41分、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影拡大約3.6キロ離れた場所から見た福島第一原発。タンクが傾いた状態のまま残されていた(中央下)。中央右の白い建物が1号機の原子炉建屋=25日午後4時41分、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影

 東京電力福島第一原発の飛行禁止区域が25日、半径20キロから3キロに縮小された。この日午後、ヘリコプターで3キロ少しまで迫り、原発と周辺を見た。人の姿が消えた街は、時間が止まったようだ。

 福島県の沿岸部を北上し、午後4時すぎ、20キロ圏に入った。高度は300メートル前後。第一原発がある大熊町に差し掛かり、原発からの距離が4、5キロほどになると、機内の放射線測定器の針が最大の毎時1.4マイクロシーベルトを指した。

 北上を続け、双葉町に入った。町役場の茶色い建物が見える。この日降った雪で眼下は白く覆われているが、道路に車のタイヤの痕はない。3.6キロ先の原発は手が届くような近さだ。

 第一原発では、水素爆発で屋根や壁が吹き飛んだ原子炉建屋にも雪がかかっている。週末のせいか、作業員の姿や重機が動くような様子は見られない。敷地の海側では、津波で壊れた防波堤に波が打ち寄せ、流された重油タンクが傾いたままだ。

 原発北側の海岸沿いの平地には、倒木や家屋の土台が残る。爪痕に薄く積もった雪が、静けさを際だたせていた。(木原貴之、西川迅)

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