現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事
2012年2月29日23時56分
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

保安院「記録とる意識薄い」 議事録未作成で聞き取り

関連トピックス

 東日本大震災後に開かれた震災や原発事故対策の政府会議で議事録が作られなかった問題で、有識者による公文書管理委員会(委員長・御厨貴東大教授)は29日、関係省庁からの聞き取り結果を発表した。「他の役所がつくると思った」「防災訓練で議事録作成の訓練がなかった」など、当事者意識を欠く状況が明らかになった。

 調査対象は、議事録と議事概要を作っていなかった原子力災害対策本部などの5会議や、省庁局長らで作る「緊急参集チーム」。

 原子力災害対策本部の事務局である経済産業省原子力安全・保安院は「会議は閣僚が状況を共有する場と受けとめ、記録を取る意識が希薄だった」と説明。官邸から会議開催の連絡が来たことで「内閣官房が会議を運営していると受け取った」という。さらに「年1回、官邸で開かれる原子力の総合防災訓練では、議事録を実際に作る訓練が含まれていなかった」ことも理由に挙げた。

 電力需給に関する検討会合を担当した内閣官房は「議事録を作成しなかったのではなく、作業が遅れたものと認識している」。被災者生活支援チームを担当した内閣府は「会議というより、配送センターのような仕事をしていた」として、「公文書管理法上、議事録や議事概要の作成義務は課されていないと理解している」と反論した。

 自ら調査に当たった御厨委員長は「省庁側に同情すべき点も、そうでない点もあった」と語った。

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧