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2012年3月3日17時8分
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涙ふき、夢へ歩き出す 被災した伊藤茜さん

写真:犬の美容師を目指し、学校に通い始めた伊藤茜さん=2月13日、仙台市太白区、恒成利幸撮影拡大犬の美容師を目指し、学校に通い始めた伊藤茜さん=2月13日、仙台市太白区、恒成利幸撮影

写真:大津波で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区で、道路に座り込んで涙を流していた伊藤茜さん=2011年3月13日拡大大津波で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区で、道路に座り込んで涙を流していた伊藤茜さん=2011年3月13日

 東日本大震災で、津波に襲われ壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上(ゆりあげ)で、うずくまり涙を流していた伊藤茜さん(29)。震災から1年を前に、子どもの頃からの夢だったトリマー(犬の美容師)への道を歩み始めた。

 津波で自宅が流された。家族同然だった犬たち約10匹は、2匹を残して行方不明のまま。いまでも時々、犬たちが帰って来る夢を見るという。

 「助けてあげられなくて、悔しい」。津波によって一瞬にして失われた人間や動物の命。どんな小さな命でも大切にしていきたいという思いが強くなった。

 被災した後、知人から服やテレビなどを譲ってもらった。喪失の悲しみは癒えないが、少しずつ前向きになれるようになった。

 1月末からは、仙台市内の専門学校に通っている。将来、犬の美容院を開業するという夢を持っている。「思いやりを持って、困っている人がいたら、いっぱい助けてあげたい」(恒成利幸)

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