米国のフライシャー大統領報道官は1日、イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス首相がエルサレムで首脳会談を開いたことについて、「(ブッシュ)大統領は和平プロセスが継続していることに満足している。2人の指導者が(和平進展に向けて)語るのをみて勇気づけられた」と述べ、会談の開催を歓迎した。
同報道官は、アッバス新政権のもとでパレスチナ自治政府が透明性を高めるなどの行政改革を進めていることを挙げ、これまで腐敗や汚職などを理由に見送ってきた米政府から自治政府への直接支援について、「自治政府と話し合うことになる」と述べ、近く訪米するアッバス首相との間で協議する考えを示した。直接支援に踏み切るかどうかの決定については、まだ下していないとしている。
(07/02 11:49)
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