ヨルダン川西岸トルカレム自治区近郊で1日、イスラエルが建設したパレスチナとの分離壁に抗議する平和支援団体「国際連帯運動」(ISM)の活動家やパレスチナ人とイスラエル軍が衝突、ISMによると11人が負傷した。
ISMによると、活動家らが分離壁の金網を切るなど実力行使に出たところ、軍が催涙弾やゴム弾を使って排除しようとしたという。
分離壁はイスラエルがテロリストの侵入を阻止するねらいで導入。大部分は高さ約3メートルのフェンスだが、高さ8メートルに及ぶコンクリート製の壁がそびえる区間もあり、「パレスチナ人の生活を分断する」などの批判が強い。7月31日に、ヨルダン川西岸北西部のサーレムからエルカナに至る約100キロと、エルサレム近郊の16キロが完成した。
(08/02 10:26)
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