欧州連合(EU)加盟各国は、イスラム過激派ハマスの政治部門をテロ組織に指定することで基本合意し、8日、具体的な制裁内容の検討に入った。
フランス、ベルギーなどは中東和平交渉に果たしうる役割を評価し、テロ組織指定に反対してきた。しかし、エルサレムで20人以上が犠牲になった路線バス自爆テロが起き、ハマスがイスラエルへの作戦を強化しているため、6日、イタリアで開かれた非公式外相理事会の場で反対を取り下げた。
制裁は、EU内にあるハマスの資産凍結などが中心になる見込み。ロイター電によると、米国務省報道官は「テロ活動への資金の流れを止めるために重要なステップだ」と評価した。
(09/08 20:45)
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