ヨルダン川西岸パレスチナ自治区トルカレムからの情報によると、トルカレム難民キャンプで２３日、２０歳代のパレスチナ人２人の射殺体が見つかった。過激派「アルアクサー殉教者軍団」が前夜にトルカレムで配ったビデオの中で、２人はイスラエル当局に情報を流していたことを告白しており、利敵行為を理由に殺された可能性が高い。

　２人は１週間前に何者かに誘拐され、行方不明になっていた。イスラエル軍がパレスチナ過激派の動静を把握し、正確な攻撃を繰り出す背景にはこうしたパレスチナ人内通者の存在があり、その数は数千とも数万人とも言われている。スパイとしてリンチを受け殺される例も珍しくない。 (10/23 22:17)