イスラエル軍によるヤシン師殺害を受けて、外務省の堂道秀明中東アフリカ局長は23日午前、コーヘン駐日イスラエル大使を外務省に呼び、イスラエルの行動を批判、事態の沈静化に向けた努力を求めた。
堂道局長は「ヤシン師殺害は、その行為がもたらす結果に対する考慮を欠いた無謀な行為で、正当化できるものではない。憎悪と暴力の連鎖が拡大し、中東和平及び地域全体に重大な悪影響を及ぼすことを強く懸念しており、今回のイスラエルの行動を非難する」と述べた。その上で、「事態のさらなる悪化を防ぐよう、イスラエルが最大限の自制を行うことを強く求める」と申し入れた。
コーヘン大使は本国に伝えることを約束した上で、「ヤシン師はこれまで過激派のテロを指示してきた人物で、ビンラディンと何ら変わらない」と、反論した。
(03/23 12:04)
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