パレスチナ自治政府のクレイ首相は31日、パレスチナ自治評議会(国会に相当)で演説し、「イスラエルの一般市民を狙った攻撃は、和平プロセスの再生を妨げる」と述べ、パレスチナ過激派に対し報復テロの自制を呼びかけた。ただし、首相がこれまでもたびたび行ってきたテロ停止の交渉は、過激派に拒否されて頓挫した経緯がある。今回の呼びかけにも、過激派が応じる可能性は低いと見られる。
パレスチナ過激派は、イスラム過激派ハマスの創始者ヤシン師を殺害したイスラエルに対し、報復を宣言している。
(03/31 21:41)