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イスラエルが秘密裏に核兵器を開発していると暴露して国家反逆罪などに問われた元技師、モルデハイ・バヌヌ氏(49)が21日、禁固18年の刑期を終えて出所した。核保有を肯定も否定もしない「あいまい政策」を貫くイスラエル政府は、バヌヌ氏の発言を警戒、1年間の海外渡航禁止など外部との接触を制限する異例の措置を取った。
イスラエル南部にある「ディモナ核施設」で働いていたバヌヌ氏は、人員整理で解雇された後の86年、英紙に「ディモナは、兵器用プルトニウムが生産されている核の秘密工場」などと明かし、同年秋にはバヌヌ氏が隠し撮りした施設の写真とともに詳細な暴露記事が掲載された。バヌヌ氏は記事掲載の1週間前、滞在先のイタリアでイスラエル情報機関に拉致され、国家反逆罪とスパイ罪で投獄された。
服役していたイスラエル中西部アシュケロンのシクマ刑務所前にはこの日、国内外から数百人の支援者が出迎えに集まった。同氏は出所後、「(イスラエルの核計画について)もう何の秘密もない。自分のしたことを誇りに思う」と述べた。また「世界の核廃絶のために働く」と、今後も反核運動を続ける意志を語った手紙を米国の支援団体に寄せた。
(04/21 19:14)
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