ブッシュ米大統領は18日、米議会などを通じて米国の中東政策に大きな影響力を持つユダヤ・ロビー「アメリカ・イスラエル広報委員会(AIPAC)」の年次総会で演説し「自由で安全なイスラエルの存在は米国の国益につながる。両国の結びつきが壊れることは決してない」と述べ、イスラエルとの強固な同盟関係を強調した。伝統的に民主党支持者が多いユダヤ系米国人に対し、11月の大統領選を前に支持を訴える狙いがある。
ブッシュ大統領は「イスラエルはテロから自国を守る権利を持つ」と述べ、パレスチナ側に対する武力行使を「テロとの戦い」の一環と位置づけて正当化。パレスチナ側に対して「まず腐敗した指導者たちを拒絶しなければならない」と自治政府の改革を求めた。
(05/18 23:47)
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