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パリ郊外の軍病院に入院しているパレスチナ自治政府のアラファト議長について、パリ滞在中の議長報道官アブルデイナ氏は7日未明、記者団に「容体は安定しており、眠っている。昏睡(こんすい)状態ではない」と述べた。だが、仏メディアは「深刻な昏睡状態」と報じるなど情報は依然として交錯している。
4日に議長の病状が悪化して以来、メディアが死亡情報や「脳死」を報道。議長側近は「回復可能な軽度の昏睡」などと否定してきた。6日付の仏紙ルモンドは仏軍などの情報として「回復が疑わしい極めて深刻な昏睡」と報じた。軍病院は「議長は亡くなっていない」とした4日の発表後は5日に「前回の報告と同じ」と簡単なコメントを出しただけだ。
フランスには患者本人か配偶者や親など近親者の許可がなければ病状は公表できない法律があり、容体に関する発表は議長夫人のソウハさんの意向に従っているというのが軍病院の立場。だが、現実には議長の容体が中東情勢に大きな影響を与えるとの認識から、仏政府が厳重な箝口令(かんこうれい)を敷いているとみられる。
(11/07 19:00)
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